今月初め、ハイキング仲間と奈良井から藪原へと越す鳥居峠コースを歩いてきました。
このコースは2011年冬に同方向から超えたのが最初で、その後2016年6月に逆方向から二度越えています。
初回は3月に膝ぐらいまで積もったノントレースの雪路をラッセルしながら単独で越えました。
5年後の藪原からの峠越えは下見とガイドの2回で、ササユリが綺麗に咲いていたのが印象的でした。
今回は花の季節には少し遅く、気温も高い時期になってしまいましたが、それでも水の豊富な地だけあって、登りではところどころに現れる沢風が心地よく、峠を越える頃には湿度も低くなり、爽快な下山路歩きで行程を終えることができました。
奈良井の以前から変わらぬ古い宿場の風景、藪原のいかにも鄙びた街並みやどこか懐かしさを感じさせる駅舎など、今となっては新鮮に感じられる木曽路の佇まいを同行の仲間と共有できたことが何より嬉しいハイキングでした。
今年3月の妻籠から馬籠までの古道歩きの際もそうでしたが、それよりもはるかにマイナーなこのコースもインバウンドのハイカーが多いのには驚きました。
欧米系の方が多かったのも同じですが、彼らが志向する「日本の旅」の魅力がこういったところにあるんだ、ということも実感できた一日でした。

スタートは奈良井宿から。江戸時代からの佇まいを残す格子戸に映える百合の花のしつらえが素敵でした。

町並みの随所に燕の巣が保護されています。雛がじっと親鳥を待っていました。

峠道の入り口にある鎮神社で道中の安全を祈願。疫病を鎮める霊験があるとか。

麒麟草にミスジチョウが留まっていました。

しばらくは石畳の道を登ります。

路傍を彩っていたヤマアジサイの花。

昼食を摂った峠の休憩舎脇には清水が流れています。この水でコーヒーを淹れて振舞いました。

峠道をゆく外国人ハイカー。この日出会ったのはほとんどが外国人。日本人ハイカーは私たち以外に2組だけ。

御嶽遥拝所の鳥居。峠の名前の由来です。

藪原に下ってから街の中の車道をしばらく歩きます。所々に丹精した花が綺麗に咲いていました。

湧水が流れる苔むした手水鉢。

山間の町といった風情の藪原宿。どこか懐かしさを感じさせます。

薔薇が満開でした。

ホームで普通電車を待っていると特急しなのが通過して行きました。保線用の作業車両と。

藪原駅は昔ながらの趣があります。奈良井宿までの乗車券は200円。

奈良井宿は午前と違い外国人観光客で賑わっていました。
