今夏唯一自由の身となった8月16日から18日。
北アルプスは7年振りとなる三股起点の蝶ヶ岳から常念岳周遊山行にチャレンジしてきました。
コロナ禍以降、諸事情あって山から遠ざかっていた身としては、体力の衰えは覚悟の上でしたが、正直予想以上にきついコース。
下山日は12時間越えの行程となってしまい、三股手前1時間はヘッデン覚悟の薄闇の中での苦闘でした。
ともあれ、課題だった未踏のコースをトレースでき、目的のライチョウ撮影も何とか達成できたことでよしとしなければなりません。
体力、筋力、装備、全て見直して、来期は残る課題をひとつづつこなしていきたいものです。

16日は安曇野モンベルやツルヤで装備と食品を補充後、三股登山口駐車場で車中泊。盆休み最終日なので混み具合が気になったが、意外と空いていた。
17日は5:45スタート。「ゴジラみたいな木」で一息入れ、せっかくだから写真でもと思っていたら女学生風の若人2名が追いつき、盛んに自撮りなどしているので、気が引けて撮影断念。代わりにブナの老木を。
ただこの子達とはここでの出会い以来何度か顔を合わせ会話することになった。

「まめうち平」手前で前常念岳の稜線を撮影。この時点ではここが魔の下山道となることはまだ知らない。

同じ地点から常念岳のピークを望む。

「まめうち平」からは暫し平坦路。撮影で立ち止まる機会が増える。

サラシナショウマ。北アルプスのものは花穂が長いね。

八ヶ岳では見かけないヤマソテツ。

ほぼ中間点だが、ここから本格的な急登が始まる。

タケシマランも久しぶりだ。

オサバグサは葉だけである。

老菌化したマスタケ。

色づき始めたゴゼンタチバナ。

サラシナショウマの蕾もいい被写体。

登山道の真ん中でコウガイビルを見つけた。体長10cmぐらい。十数年前に南アルプスの熊の平で見かけたものは20cmぐらいあったので、まあ可愛い方だ。ヒルと付くが吸血性はなく、ミミズやナメクジなどを捕食するらしい。

常念沢の上部は早くも雲に隠れた。

急登の苦しさもソバナの花に癒される。

地獄の階段。でもこれがあるだけでどのくらい楽に登降できるのか翌日実感。

オオタケシマラン。

サンカヨウもすでに実になっていた。

山頂下のお花畑で。オヤマリンドウ。

トリカブトも見事。(猛毒注意!)

オオヒョウタンボクの赤い実が綺麗だ。(猛毒注意!)

キヌガサソウもすでに結実している。

ようやく蝶ヶ岳ヒュッテ着。ここまで5時間40分かかった。8年前の山友たちとの山行時とほぼ同タイムなのも不思議だ。

テントを設営後、まずはライチョウを求めて蝶槍まで。こんな石が遠目だとライチョウに見えてしまう。

花のないこの時期、貴重な高山性の花の代表オンタデ。

眼下には懐かしの槍沢が。

蝶槍の山頂標識。

翌日はここを超えて未知のルートを辿る。

このケルン、2012年に初めて訪れた時からだいぶ成長していた。

テント場へ戻る途中この日唯一撮影できたカヤクグリの幼鳥。ホシガラスが食べ残したハイマツの実を啄んでいた。

一応登頂記念として。4回目である。

テン場から明日のルートを遠望。

緑のマイホーム。ヘリテイジのHI-REVO(1人用)。張り綱、ペグ等含め計1056g。2020年のコロナ禍自粛期間中の山小屋閉鎖に伴い、テント泊ガイド用に購入。その後使用機会なく、今回初おろしである。盗難防止用にワイヤーロックでもと思ったが、軽量化に伴いファスナー開閉用の金属取手がなく断念。野暮だが油性マジックで記名した。
今回装備の中で唯一正解したセレクト。

夕暮れ時、一瞬北穂が顔を覗かせた。
