グローバル・スムード船団(Global Smoothie Flotilla)でガザ救援に向かっていた活動家グループがイスラエル当局によって拿捕、拘束され、イスラエルに移送後、暴行や嘲笑などの非人道的な扱いを受けたことがSNSで連日のように拡散されている。
日本人を含む40カ国以上の国から参加している活動家たちは50隻を超える支援船団を組み、ガザへ向かっていたが、5月18日にキプロス西方の航海上でイスラエル海軍によって拿捕されたという。
その後の拘束、イスラエルのアシュドッド港への移送・拘禁後の様子がイスラエルのベン=グヴィル国家安全保障相によって公開され、彼自身が抗議する活動家を嘲笑する場面に活動家の出身国を含む各国の政府関係者から非難が殺到している。
これらの動向に日本政府はこれといった反応も示さず、相変わらずのアメリカ追従、イスラエルへの配慮といった日和見的な態度に終始しているのは嘆かわしい限りだ。
またこれに関連するSNS 投稿ではパレスチナ西岸地域でのイスラエル入植者による先住パレスチナ人に対する暴力行為の場面や聖地エルサレムでのキリスト教会および磔刑されたイエス像やマリア像への侮辱行為、カトリックシスターへの暴力行為なども取り上げられている。
こういった投稿の事実確認は必要だとしても、ルーツを同じくするキリスト教会からの反応はすこぶる鈍いようだ。
管理者自身も所属する「日本聖公会」からの声明文、抗議文も昨年7月から更新されておらず、2023年10月の「アル・アハリ聖公会病院」爆撃の記事以来ガザに関する声明は発表されていない。
そんな中で一人積極的な発言を繰り返している宗教者がローマ教皇レオ14世。
アメリカ出身の教皇にも関わらずトランプ大統領の気候変動対応、移民政策やイスラエルとの共同によるイラン攻撃に忖度なしの厳しい非難を投げかけ、それに対する大統領からの批判にも超然としている姿勢はまさに賞賛に値するものだ。
それにしてもガザの現状はひどい。
パレスチナ側の死者7万人、負傷者17万人。死者のうち18,000人は子供だ。
他にも建物の80%以上が破壊され、水道設備の85%が破壊されて深刻な水不足に陥っているという。
SNSでも廃墟や仮設テントでの生活、配給物資に群がる子供たち、変わらず続くイスラエル兵による弾圧、まさにこの世の地獄を垣間見るようだ。
レオ14世はこう言っている「安定と平和は、相互の脅威や、破壊と苦しみと死をもたらす武力によってではなく、理にかなった、公正で、責任ある対話によってのみ築かれる」。
ウクライナやガザ、イランのみならず、法律を独自解釈し憲法を改悪して軍需産業を奨励し、武器の輸出拡大と核武装さえも辞さない姿勢を見せる日本政府にも肝に銘じてほしいメッセージである。

グローバル・スムード船団(Global Smoothie Flotilla)

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