新年も2週間が過ぎようとしています。
今年は赤系の冬鳥の飛来はまずまずといったところのようですが、フクロウ類は未だ話題になりません。
フクロウは留鳥ですので生息そのものはしているのでしょうけれど、出は悪いようです。
12月の下旬から探鳥地周辺をそれとなく見回っていますが、気配もありません。
ただフクロウに関しては初めて撮影対象とした昨年も結局一回も見ることはできなかったので、それ以前のSNS情報などに比較すると年々難しくなっているのかもしれませんね。
昨年初確認となったコミミズクも今年は複数ある探鳥地での確認は未だできていません。
そもそもフクロウにしろコミミズクにしろ、目ざとく耳ざといベテランバーダーの車が、いつ行っても探鳥地付近に全くと言っていいほど停まっていないという事実も出の悪さを物語っているようです。
とにかく暖かいです。
本来であれば厳冬期。マイナス10℃を下回る日が続いても不思議はない時期ですが、ここ数日を見ても0℃前後を行き来する程度で、まともな雪も降らず、探鳥地はカラカラに乾燥して土埃が激しく舞い上がっています。
フクロウやコミミズクの生態については詳しくありませんが、今年の気候が関係しているのか、避寒地としての環境の悪化か、あるいはエサとの関係か、いずれにせよ彼らの意向に相応しくない状況にあるのでしょうか。
昨年の「コミミ狂想曲」を見ても少し人間がはしゃぎ過ぎの感もあります。
貴重な被写体であり、熱狂する気持ちもわかりますが、あくまで野生動物を対象としていることを意識して、撮影する側も節度ある姿勢で臨みたいものです。
2023年1月19日。三度目の遭遇で比較的近くを飛んでくれた個体。
同2月22日。昨年の最終撮影日。徐々に近くを飛ばなくなった。