この夏ガイドの際に携帯するコンデジカメラを新たに購入。
以前キタムラの店頭で手にして、その画質のレベルに驚いたSony DSC-RX100M3。
中古機だけれどDSC-TX20の後継機としてそれなりの大枚をはたいて手に入れてみたが。
「24-70mm F1.8-2.8のツァイス バリオ・ゾナーT*レンズと、大型1.0型の裏面照射型CMOSセンサー」ということで、ネットでの評価は悪くない。
確かにコンデジとしては画質は申し分なし。色も自然できれいだ。
ズームアップしてもそれなりの解像度を維持するところはさすがだと思うが…。
ガイド用カメラとしてどこまで使えるのか。
果たしてその総合評価は?
外観。このサイズにしては重厚感もありダイヤルやボタン配列も良くまとまっているように思う。内臓ストロボやEVFも凹凸無く収納され、撮影状態のレンズも含めきれいなデザインと言える。
但し最初に持って驚いたのはその重さ。このサイズでこれだけの重量はトレッキングパンツのポケットには過度な負担。当然パンツがずり下がる要因となって歩きづらい。またそのシンプルでフラットな形状からホールディングも悪く、始めての山での使用後すぐにアタッチメントグリップを取り付けた。
実際の使用時にはキャプチャークリップを装着してザックのショルダーベルトに固定するのが負担が無くベストな携帯方法だと思う。
防水、防滴機では無いので雨天時は防水バックに入れてザックの中に入れるしかない。
(不格好な防水パッケージが無いことは無いが…。)
次に驚いたのは電池寿命。あまりに短命である。
最初に携帯したガイド山行で調子に乗って撮っていたら二日目の午前でバッテリー上がり、三日目の下山後電源のある小屋で再充電するまで核心の行程をスマホで記録せざるを得ない大失態を演じてしまった。
こちらも帰宅後慌てて予備電池パックを購入。(中古とはいえ結果高いものに付くね)
操作系はまだ慣れないので何とも言えないが、撮影モードによっては接写の際の合焦がいまいち。スイッチのオフ時にレンズ収納にタイムラグがありすぎること。あとボタン操作時に何かの拍子に設定が変わってしまって、ディスプレイが混乱するのも困った現象。これは慣れるしかないか。
いずれにせよ使い込みが足りないのは如何ともし難いが、前任機のDSC-TX20の軽さ、立ち上がりとOFF時の反応の早さ、シンプルな撮影モード設定、防水性、バッテリーの持ち、の優秀さはやはり捨て難いものだと再認識。
DSC-TX20は2012年に新品購入して、以来6年。まさに雨の日も風の日も、吹雪の厳冬期も何のストレス無く使ってきたけれど、ポート類の開閉カバーの爪が折れたのか、閉まらなくなったことと、接写時に周辺域が変に滲むようになったこと、そして何といってもその解像度が昨今のカメラの基準に照らしてあまりにも物足りないことから降板となってしまった。
このアウトドアカメラらしからぬフォルムと携帯性。本当に捨て難い思いでいっぱいなのだが。(でもまだ登場の機会はあるかもしれない)
こちらは主機として使用しているPENTAX K-5Ⅱs。
ミラーレス全盛の昨今だが、今のところこれに勝るものはないほど全てに満足している。Sony α7辺りのフルサイズデジタル一眼ならまた異次元の機材なんだろうけれど、ニコンF3世代にとっては今のところこのスペックで十分。
レンズはPENTAX-DA 55-300mm EDとPENTAX-DA 16-45mm EDを併用。
これで野生動物や野鳥のクローズアップ以外はほぼカバー可能。
じっくり撮影する時間が無いのが難点だけだ。
このロゴはCanonやNikonよりも格好いいよね。
但しプライベート山行には負担無く持って行けても、さすがにガイド山行に持ち込んだら非常識。その代替機としてのSony DSC-RX100M3なんだけど、もう少し使いこなしてから再評価します。