今年はいつになく季節の進みが早いので、早春の花のチェックも気が抜けません。
そんなわけで昨日はザゼンソウの群生地を訪れてみました。
昨年は気になりながらも行けずにいたので、久しぶりの再会です。
少し遅かったかな、と心配しましたが、最盛期には間に合ったようです。
ただ群生地のエリア全体が乾燥化しているような印象も受けました。
まあ以前の記憶など当てにならないので、あくまで印象ですが。
ザゼンソウは花形が整ったものが少ないので、撮影には苦労させられます。
今回は望遠ズームのみでしたので、少し深度が足りなかった感はありますが、まだしばらくは楽しめそうです。
いずれ機会を見て再訪したいと思います。
※画像は全てノートリミング、RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
最初に出会った株。地表に顔を出して間もないようです。
ザゼンソウらしいフォルムの株。紫色の花弁状のものは仏炎苞といって葉の変形した物とか。花は中にある球形のもので両性花が密着した集合花。この部分が発熱し、雪を溶かしていち早く地表に顔を出す、とのこと。
苞が緑のものはものはアオザゼンソウと言うそうです。ここまで鮮やかなものは珍しいですね。
ミズバショウなど、他のサトイモ科と同様に有毒成分を含み、漢方薬にも利用されるとのこと。
開花直後のバッコヤナギの花。このあと多分黄色い雄しべが目立つようになるはず。
ツノハシバミの花。中央右に垂れているのが雄花。その枝先に小さく開いているのが雌花。この部分が受粉後実(ヘーゼルナッツに似るがはるかに小さい)になります。