花粉が猛威を振るっています。
といってもこれは花粉症の人にしかわからない感覚。
4月に入ってから途端に鼻水、目の痒み、頭痛、無気力に悩まされ、体調は最悪です。
花粉症といっても、スギやヒノキだけではなく、所謂PM2.5という微粒子、その他黄砂の影響も大きいのではと想像します。
とにかく風の強い日は症状も強く出て、そんな日は風景が霞むのですぐにそれと分かります。
春霞、といえば雅(みやび)な響きもありますが、できれば願い下げにしてもらいたいですね。
といいながら先日は家人を連れてお花見へ。
別に桜の下で宴会をするわけでもないのですが、普段家にこもりがちの家人の気晴らしも兼ねてのドライブです。
標高1200mにある事務所から徐々に標高を下げてゆくと、道中にある桜の開花の度合いが徐々に進んでゆくのが面白く、未だ蕾の1000m付近から満開の湖畔まで見事なグラデーションを堪能することができました。
その日も風が強く、屋外での食事は無理でしたが、重く枝を張った満開のソメイヨシノは見応え十分。しばらくその下を散策することができただけでも満足でしたが、思わぬサプライズに狂喜乱舞することに。
なんと桜の蜜狙いか、ヒレンジャクが数羽花の間を盛んに飛び回る場面に遭遇。
周りの花見客は全くといっていいほど無関心なので、暫し一人撮影会に興じました。
とはいっても花叢に隠れるように飛び回るレンジャクは中々構図を決めさせてくれません。
おまけに快晴とあって、コントラストが強く出過ぎて難しい撮影に。
ほとんどの写真がRAW現像のお世話になりました。
しばらくするとトビが上空を飛んだのに驚いたのか、どこかへ飛び去ってしまったこともあり、他の事情もあってほどほどに切り上げざるを得ませんでしたが、まさか桜と絡むレンジャクが撮れるとは思ってもみなかったので、暫しの間幸福感に浸りながら帰途につきました。
今年はインスタなどでもレンジャクの投稿が多いですね。
間違いなく当たり年のようです。
「願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」(西行)
※画像は全てノートリミング、RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
発見直後は比較的低い枝に止まってくれました。この桜は紅が強く、ソメイヨシノではありません。
ある意味今回のベスト画像。顔にも光が当たっています。
こういった前ボケ後ボケ写真も雰囲気がありますね。
これでもう少し全体が見えれば...。
後半はかなり上の枝に移動してしまい、腹撃ちばかりになりました。