今年もキタダケソウと3000mの稜線歩きを楽しむ山旅をご案内してきました。 2泊3日のこのツアー、初日は御池小屋までのアプローチですが、お約束通りに雨に降られて、上から下までずぶ濡れで小屋到着です。 それでも数年前に新築となった小屋には乾燥室もあって快適です。
翌朝は予想に反しての大快晴。嬉しい誤算です。 順調に草すべりを辿ると、稜線直下からは見事なお花畑が広がっていました。 今年は残雪も極端に少ないですね。
山頂からの大展望を楽しんだあとは、今回の目的のひとつキタダケソウ目指しまっしぐらに下降します。(本当にまっしぐらに下降すると天国に直行ですので、ご用心!) 今年は雪解けが早かったせいか、既に最盛期は過ぎていましたが、キタダケソウもしっかりと見ることが出来ました。(本当はトラバース道辺りの群落を見たかったのですが、先を急ぐ理由があり断念。残念…。)
一旦北岳山荘に荷物をデポ後、第二目標の間ノ岳を目指します。 ここは昨年は悪天候により断念したところ。 今年はリベンジを誓うお客様もいて、是が非でも落とさなければならない山です。 プレッシャーですね。
雲が多くなり、雷雨の心配もありましたが、時折日も差す好天の中快適な3000mの稜線歩きを満喫しながら、無事山頂到着。これで肩の荷がやっと下りた感じです。 山頂付近に残る雪渓歩きを楽しんでいただいた後は、高山植物講座など開きながらのんびり山荘まで下りました。
翌日も好天。 山上の楽園に別れを告げた後、輝く緑の中を下山すると、下界はうだるような暑さでした。
広河原登山口にある南アルプス開拓の功労者達の碑。ウェストンレリーフもある。
御池小屋での夕食風景。
小屋の朝。
北岳遠望。
ニリンソウが足元を彩る。(後日サンリンソウと分かりました)
高山では7月にお花見が出来ます。
雲海が滝となって落ちる。(早川尾根を越えてます)
シナノキンバイのお花畑。
朝露に濡れるキバナシャクナゲ。妖艶。
キタダケソウにも会えました。
愛の(相ノ)景色(?)。
雪渓歩きでアルプス気分。