自宅にやって来る野鳥を被写体にしたR6markⅡの画質検証第二弾です。
今回は前回検証で成績の良かったEF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダーのみに絞って、撮影条件(主に天候)の異なるパターンを検証してみました。
撮影データは撮影日によって異なるので個別に記載しています。
全てLightroom Classicで現像済み。
RAW現像の際の設定数値も撮影日によって異なるので個別に記載しました。
今回驚いたのは天候による光量や光線状態によって全くと言っていいほど結果が変わること。
1.4xエクステンダーとの組み合わせが好結果を生む時と顕著に悪影響を及ぼす時との差が大きいことを再認識しました。
前回検証だけである程度分かったつもりになっていただけに少々ショックです。
まだまだ奥の深い写真の世界。
謙虚に精進して参ります。
記載の6000×4000pixelはあくまで元画像のオリジナルサイズを表します。
今回は全て1000×667pixelサイズでの掲載です。
そのためPCモニターでオリジナルサイズを等倍表示した際の解像感や粒状感に比較すると若干劣ります。

A-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)
ISO=3200、f=5.6、SS=1/500

A-2 RAW等倍画像 撮影日は前回検証日以前の比較的明るい曇天のもの。羽毛が精細に解像したアトリのメス。
現像時の調整量はノイズ除去量=35、シャープ=88、トーンカーブ=ダーク-18、彩度+18、かすみの除去+4、ハイライト-23、他はデフォルトです。

B-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)
ISO=2500、f=5.6、SS=1/640

B-2 RAW等倍画像 撮影日は上記と同じ。こちらも嘴や目の質感、その周囲の羽毛が精細に解像したシメのメス。
現像時の調整量はノイズ除去量=40、シャープ=74、彩度+7、かすみの除去+4、他はデフォルトです。

C-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)
ISO=4000、f=5.6、SS=1/640

C-2 撮影日は上記2種と同じ。こちらも比較的羽毛が精細に解像したカワラヒワのメス。
現像時の調整量はシメと同様ノイズ除去量=40、シャープ=74、彩度+7、かすみの除去+4、他はデフォルトです。

D-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)
ISO=1600、f=8、SS=1/500

D-2 RAW等倍画像 撮影は昨日朝。2cmほどの降雪があったので、地面の積雪がレフ板の役目をしてくれて理想的な写真が撮れると期待して臨んだ結果です。元画像では飛雪も玉ボケになって綺麗ですが、被写体はかなり回析が出てソフトフォーカス状態。くちばしに付いた雪粒などを見るとフォーカスは決まっているように見えますが、かなり強いシャープをかけても細部が滲んでいます。
現像時の調整量はノイズ除去量=35、シャープ=92+ディティール31、トーンカーブ=ダーク-36、ハイライト-59、コントラスト+8、他はデフォルトです。

E-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)
ISO=2000、f=8、SS=1/500

E-2 RAW等倍画像 撮影日は同上。比較的解像した一枚ですが、A-2、B-2と比較すると甘いです。輪郭の滲みも顕著ですね。
現像時の調整量はノイズ除去量=35、シャープ=92+ディティール31、トーンカーブ=ダーク-36、ハイライト-59、コントラスト+8、他はデフォルトです。

F-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)
ISO=2000、f=8、SS=1/500

F-2 RAW等倍画像 撮影日は同上。やはり全体に甘く、特に嘴や目の周りが不鮮明です。
現像時の調整量はノイズ除去量=35、シャープ=92+ディティール31、トーンカーブ=ダーク-32、ハイライト-59、コントラスト+8、他はデフォルトです。
今回の検証での結論としては、たとえ光量が十分な状況でも、エクステンダーを挟むと逆光の場合は回析の影響がさらに増幅され、像が不鮮明になるということでしょうか。
AFはしっかり合焦しているようにファインダー上には表示されますので、やはりレンズのせいとしか考えられません。
ただし今回掲載した逆光下での画像も比較的解像がましなものを選んだので、中には明らかに合焦が曖昧なものも多く含まれました。
いずれにせよ「明るい曇天」が生物撮影には最適、という常識があらためて実感できたことと、フルサイズ機のR6markⅡも万能では無いなという結論ということになりそうです。
まだまだ検証の必要ありですね。
