自宅にやって来る野鳥を被写体にR6markⅡの画質の検証撮影を行いました。
光量等最良の状態ではありませんが、ノイズの出方や解像感などほぼ同条件で、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM単体、+1.4xエクステンダー(共にテレ端400mm使用)とEF500mm F4L IS USM単体、+1.4xエクステンダーの4パターンを被写体までの距離を多少変えて合計8パターン検証してみました。
撮影データはISO=3200、f=8.0、SS=1/500の固定です。(f=8.0はEF100-400mm F4.5-5.6Lに1.4xエクステンダーを装着した際の開放値に合わせた結果です)
ISO=3200ということもあるのでしょうが、結果はRAWの元画像の場合、林間とはいえ午前の明るい曇天のわりには意外にノイズが多いなという印象。
高感度耐性に優れるという性能については期待値とは多少違っていました。
これについては早朝や夕暮れ、夜間の撮影の際には差が出るのかもしれませんので、あくまで第一印象です。
ただしLightroom Classicなどの現像ソフトで加工すると見違えるように変貌するので、巷でよく言われるように、Canonの場合は撮影機能を現像前提の設定にしているのでは、ということもあながち間違いではないのかもしれません。
※RAW現像の際の設定数値は全て統一
使用レンズがEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの場合、6mの撮影距離で光が柔らかい時間帯に撮影したものは単体でも+1.4xエクステンダーとの組み合わせでもまずまずの解像感が得られます。
ただし距離が1m伸びただけで、被写体サイズも一回り縮小し、光も多少強く当たったせいもあるかもしれませんが、逆光のエッジ部分にフレアが発生して解像感も低下しています。
その点EF500mm F4L IS USMは単焦点ということもあって、多少の撮影距離の差でもよく解像しています。
またLightroom Classicなどの現像ソフトとの相性もよく、現像の効果が最大限発揮される気がします。
近距離で光線の状態がいい場合はEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM+1.4xエクステンダーも使用可の範囲に収まり、それ以外の場合はやはり単焦点が有利という結論になります。
それでもボディが7DmarkⅡの時と比べると1.4xエクステンダー使用時の解像精度の高さには驚かされました。
EF500mm F4L IS USM使用時には積極的に使っていきたいと思います。
記載の6000×4000pixelはあくまで元画像のオリジナルサイズを表します。
今回は全て1000×667pixelサイズでの掲載です。
そのためPCモニターでオリジナルサイズを等倍表示した際の解像感や粒状感に比較すると若干劣ります。

A-1 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM単体、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)

A-2 RAW等倍画像 全体にノイズが目立ち、被写体の立体感も弱く、フォーカスの合った頭部以外の輪郭も溶け合っています。

A-3 同Lightroom Classic現像済み画像 被写体のディティールが精細になり、立体感も強調されました。現像時の調整量はノイズ除去量=40、シャープ=70、他はデフォルトです。

B-1 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)

B-2 RAW等倍画像 A2と同様ですが、わずかに被写体画素数が多いのでディティールが出ている印象です。ただ瞳には正確にフォーカスしていないかもしれません。

B-3 同Lightroom Classic現像済み画像 脇のあたりの羽毛がよく解像しました。

C-1 EF500mm F4L IS USM単体、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)

C-2 RAW等倍画像 ノイズはA-2、B-2とさほど変わりませんが、被写体の描写はより鮮明です。

C-3 同Lightroom Classic現像済み画像 立体感、精細さも見違えるようです。

D-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約6m)

D-2 RAW等倍画像 ノイズも目立たず、このままでも十分な解像感です。

D-3 同Lightroom Classic現像済み画像 F値の明るいレンズとエクステンダーの組み合わせによる総ピクセル数の増加が有利に働く好例です。

E-1 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM単体、6000×4000pixel元画像(撮影距離約7m)

E-2 RAW等倍画像 光量が増したせいかノイズは多少穏やかです。但し被写体全体にソフトフォーカスが掛かったようにコントラストが低下し、立体感も弱くなっています。

E-3 同Lightroom Classic現像済み画像 現像で補正すると多少は改善しますが、羽毛のディティールは失われたままです。

F-1 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約7m)

F-2 RAW等倍画像 E-2のウイークポイントがさらに強調された印象です。

F-3 同Lightroom Classic現像済み画像 補正しても滲みが残り、完全にはシャープさは戻りません。

G-1 EF500mm F4L IS USM単体、6000×4000pixel元画像(撮影距離約7m)

G-2 RAW等倍画像 全体にノイジーですが。羽毛などのディティールははっきりしています。

G-3 同Lightroom Classic現像済み画像 多少のざらつきは残りますが、十分精細です。

H-1 EF500mm F4L IS USM+1.4xエクステンダー、6000×4000pixel元画像(撮影距離約7m)

H-2 RAW等倍画像 多少ノイズは感じますが、現像なしでもオリジナルサイズなら全く問題ないレベルです。

H-3 同Lightroom Classic現像済み画像 等倍でここまで見られれば十分でしょう。
