この時期恒例のキタダケソウツアー。
今年は新潟の旅行社をご案内させていただきました。
いつものように初日は雨。
でも御池小屋までの3時間なので我慢できます。
でも翌日も濃いガスと風。
稜線にでると吹き飛ばされそうな強風でした。
キタダケソウもいつもの場所では既に終わっていたので、安全策を取り思い切って八本歯分岐からトラバース道にコース変更しました。
本来風裏のはずのこのコースも今回は断続的に強風にさらされ、全く油断できない状態でした。
ようやく風を避けられたのは北岳山荘に近づいてから。
それでもコース上に咲き残ったキタダケソウを見られたのは何よりの行幸でした。
山荘で体制を整え、とりあえず間ノ岳に向かいます。
すぐに中白根から下ってきたNHKの取材班と遭遇。風雨がひどく撤退してきたとのこと。
我々も稜線に出てしばらくのところでそれ以上の進行を断念しました。
雨だけならまだしも、あらゆる方向から吹き付ける風には文字どおり翻弄されてしまいます。
高山気象の凄まじさを思い知らされた一日でした。
翌朝は青空も覗き間ノ岳方面も晴れ渡っています。
でもツアーの宿命、下山日には戻らなければなりません。
相変わらず収まらない強風下、復路もトラバース道を選びました。
稜線から二俣に下る頃には空も晴れ渡り、周囲の山岳景観はほしいままです。
最後は暑い程の好天となった樺沢沿いの道を花を眺めながらのんびり下り、背後に聳える北岳の勇姿と雪渓の輝きに別れを告げました。

二日目。ガスの中を北岳山頂を目指す。

山頂は視界ゼロ。新しく建てられた山頂標識が立派だ。

強風下のトラバース道をゆく。

かろうじてキタダケソウにも出会えた。

まだ新鮮な株も。

一部では群生も見られた。

シナノキンバイはいつも力強く。

個人的に出会えて嬉しかったタカネヤハズハハコ。

翌朝はご覧の通り。

素晴らしい間ノ岳の全貌。登らせてあげたかった。

帰路もトラバース道。皆さんの服装を見れば相変わらずの風の強さがわかります。

ハハコヨモギ。この花だけは雨の花。羽毛に付く水滴が似合います。

北岳山頂から振り返って。塩見岳までくっきり展望できます。

山頂で小休止。いつもここだけは風がありません。

二俣へ降る小平地にて。

大好きな花、ミヤマハナシノブにも出会えました。

二股からしばらくは大樺沢雪渓の上を降ります。

この絶景は忘れられませんね。
