猛暑に喘いだ盆休み終わりの週末、鳳凰三山ツアーをご案内しました。
バスを待つ高速P.Aではあまりの暑さに冷房の効いた売店に逃げ込みましたが、それでも汗が流れる始末。先が思いやられます。
登山口の夜叉神も気温は高いのですが、比較的からっとしているので何とかしのげます。
猛暑のせいか、端境期なのか登山道脇にはこれといった花も見当たりません。
山もすっかり雲の中です。
ある意味これ幸いと語る素材もないまま黙々と登りました。
翌日は快晴。
n未明スタートなので暫くは星空がきれいでした。
砂払岳まで来ると白根三山が眼前に迫ります。
今回の目的の一つタカネビランジもまだまだ咲き残っています。
ここから観音岳までは歓声、撮影、山座同定、感嘆、撮影の繰り返しでハイライトコースをのんびりと辿りました。
青空の映える地蔵のオベリスクに別れを告げて白砂の斜面をかけ下れば花の咲き乱れる鳳凰小屋。
後は御座石までの長い下りを皆さん筋肉痛に耐えながら下るだけでした。

南御室小屋。この日は満員。

テント場も盛況。

ほとんど鹿にやられたヤナギラン。

百の山靴に百の思い出あり。

ランプを灯してご来光を待つ。

旭日のオレンジ。

白根三山の朝。鳳凰三山の影が差す。

岩陰のタカネビランジ。奥はタカネヒゴタイ。

観音岳がまぶしい。

固有種ホウオウシャジン。

薬師の上に富士が浮かぶ。

山には若人が良く似合う。

駒がきれいだ。

ビランジと北岳。

急登をこなせば地蔵岳も近い。

青空と地蔵。満足顔の面々。

鳳凰小屋のヤナギランは見事だった。
