今日は寒気の厳しい1日でした。
朝の気温はマイナス6℃。
これだけではこの時期特に驚くことはないのですが、久々の真冬日ということで日中でも気温が上がらず、おまけに風もあって、部屋の中にいても足元から冷気が這い上ってくるといった感じ。
夕方からは八ヶ岳から降ろしてくる小雪も舞って、見ているだけでも寒さが増すので、早々にブラインドを下ろしてしまいました。
それにしても冬鳥が来ません。
すでに何回か書いていますが、シメが来ないのです。
実は先週の20日にイカルとともに1羽だけメスが餌台に飛来したのですが、確認できたのはその時だけ。
こんなことは前代未聞です。
イカルは留鳥ですし、そもそももう少し春めいてからが本格的な飛来シーズンなので、それほど心配もしていませんが、シメは遅くとも初冬から餌台の主然と居座るのが日常の光景だったので、かなり心配です。
そんなわけで餌台を独占しているのはスズメ、カワラヒワ、少し遠慮がちにシジュウカラ、ヤマガラ、コガラ、ゴジュウカラ、ヒガラといった留鳥チームのみ。
稀にヒヨドリが水飲みボウルにくるぐらいで、寂しい限りです。
安曇野のコハクチョウはようやく180羽になったそうですが、ここらがピークではないかとのこと。
去年の同時期は240羽前後、一昨年の同時期は320羽を数えたそうですから、年々減っているのは確実です。
今年も山麓の探鳥地にはコミミズクの姿は見られません。
それでもと思い時々は観察に出かけるのですが、コミミズクはおろか、ハギマシコやベニマシコ、アトリなども全て空振り。
心なしツグミの姿もあまり見かけない気がします。
異変なのか、あるいはさらなる異変の前兆なのか。
某国ではまたもやパリ協定からの離脱を決定したとのこと。
野鳥の異変が人類の異変を告げているように思えてなりません。
昨日は夜半から未明にかけて4cmばかり積雪があったので、勇んで観察小屋に500mmをセットして野鳥を待ったのですが、来たのは上記の常連ばかり。
それもほとんどがカワラヒワ。
仕方ないのでそんな姿を収めてみました。
これは数日前に撮ったスズメ。しっかり気付かれていますね。
シジュウカラにも見つかっている気がします。逆光の羽毛がきれいです。
一昨日のカワラヒワのメス。秋に立てた止まり木にようやく止まってくれました。
これも一昨日。これも撮影用の止まり木として昨年末に立てました。
ようやく昨日。ほんの少しだけ雪とのコラボが成立。カワラヒワダルマです。
そもそも積雪が少なく、あっという間に溶けてしまったので、雪無し写真がほとんどです。
せめて枝に溶け残った雪があれば、綺麗な玉ボケになったんですが...。逆光のいいシーンでした。