年が明けてもなかなか雪が降りません。
ここ数年の暖冬の影響とはいえ、毎年成人式の季節以降はそれなりの降雪があるのですが、今年は降っても1〜2cm。
それに今期は三寒四温の無い寒さばかりが続く傾向にあるので、南岸低気圧さえ来てくれればまとまった雪になるのでしょうが、今のところその気配すらありません。
雪は降り過ぎても雪かきが大変。
降らないとなると、今度は乾燥がひどく、地面も埃っぽく、風でも吹けば車のボディがすぐに汚れてしまうのが悩みです。
生活者としては雪の無い方が楽と言えば楽ですが、雪に覆われた景色が見られないというのも、山暮らしが長い者にとっては寂しいことでもあります。
数日前、少し時間ができたので、健康管理も兼ねて近くの林道をウォーキングしてきました。
駐車場に車を停めて歩き始めると、路面にはそれなりの積雪が見られましたが、多くのハイカーが歩いたとみえて、すっかり踏み固められています。
歩き始めは向かい風も冷たく、完全防寒支度でも寒気に悩まされましたが、少し歩けば体も暖まって、林間に入った影響か風もおさまり、のどかなウインターウォーキングとなりました。
こういった際、カメラは必ず携行します。
このところ大した運動もしていないので、短時間といっても流石に500mmの望遠は重すぎるので、100-400mmのズームで何かハプニング的な動物との出会いを狙う下心です。
結果は大した収穫もなく、体力的にも1時間ほど林道を進んだところでめげてしまったので、当初の計画の渓谷を横断して牧場を周遊するコースは諦め、往路を戻りました。
十数年前まではこの時期に日帰りで赤岳や権現岳を往復していたのですから、全く情けない話です。
まあ時間さえ自由になれば、多少は体力作りもできるのでしょうが、当分は隙間時間のウォーキング程度で我慢することにしましょうか。
最初に出会ったのはキバシリ。カラの混群に混じって唐松林を行ったり来たり。あまり遭遇する機会のない鳥で、動きも素早く、撮影実績も少ないのですが、今回はなんとか撮れました。(トリミング済み)
林道カーブの展望地から。権現岳あたりは稜線に雪雲が掛かり、見るからに寒そうです。
渓谷斜面のカラマツ。対岸との陰陽のコントラストが綺麗でした。
同じ展望地から北岳も遠望できます。さすがに雪が多いですね。
カラマツに絡んだツルウメモドキ。新春を感じさせる暖かな色合いに心が和みます。