年が明けても事務所周辺では冬鳥の姿がほとんど見えず、寂しい限りです。
昨年まであんなに来ていたシメが全く姿を現さないのはどこか異常。
昨年は確認が無かったコミミズクの情報も今のところはありません。
安曇野のコハクチョウは少しだけ増えたようですが、まだまだ例年並みには程遠い様子です。
基本的に野生生物は餌との関係で行動するので、大陸で餌が確保できているのか、あるいは日本海側のエリアでまだ雪に埋もれない場所が多くあるのか、そのあたり最近の大雪のニュースを見ても考えにくいのですが、何か飛来が少ない要因はあるのでしょうね。
年明けに留鳥でもいいから少し撮影しようと観察小屋から餌台に集まるカラ類を眺めていたら、そこから見える範囲に掛けてある巣箱の周囲で怪しい動きがありました。
一羽のシジュウカラがヒマワリの種になど眼もくれず、巣箱の周囲を行ったり来たり。
以前巣箱を掛ける時期を検索した際、実際に営巣が始まる4月から5月ではなく、既に前年の11月頃から下見をして適当な物件に目星をつけている、という記事を見た覚えがありましたが、これがそうなのかとしばし注目。
しばらくすると案の定巣穴に飛び込みました。
それから顔を出してはまた引っ込む動作を繰り返し、やがて飛び去っていきました。
この一連の動作を2回確認。
やはり早い時期の巣箱設置は意味があるなということを確認できたので、今年は新たにシジュウカラ用を一つ増設を決定。
適切な巣穴サイズも分かったので、きっと入ってくれるでしょう。
そして今年は新たにキビタキ用の巣箱も試作してみます。
事務所周囲にも飛来は確認しているので、万が一営巣してくれたら、観察が楽になり、撮影も確実になるので期待したいところです。
新居にどうかな?
室内空間は理想的な広さだけど、眺めはまずまずだね。
内見終了。
まだ決めてないからね。営巣期までにちゃんと掃除しておけよ!(と申しております)