4月に入ってから喉の痛みが出て、その後くしゃみと鼻水が止まらず、結局週末まで鼻風邪症状に苦しめられました。花粉症との合併症状なのか、鼻の皮が剥けるほど鼻をかんだのは久しぶりのことでした。
その後も倦怠感と眩暈感が残り、体調不良が継続。
早く花粉の季節が過ぎることを祈ります。
そんなわけで今年も桜撮影には出遅れ、早咲きの彼岸桜系は取り逃してしまいました。
天候もあまり良くなかったこともありますが、せめて天候に左右されないライトアップされた夜桜は撮りたかった。
また来年までお預けですね。
とはいえ八ヶ岳山麓は標高差があるので、下界の桜には間に合わなくても、徐々に標高を上げれば見頃の桜が待っていてくれます。
そんな桜を求めて一昨日朝から九分咲きから満開の桜を求めて一回りしてきました。
桜前線は標高だけでなく緯度も大きく影響します。
これから咲き始める諏訪方面や佐久方面が今後のターゲットです。
最初に向かったのは「清春芸術村」。旧清春小学校の落成記念に植えられたというソメイヨシノの老木が見事。この日はほぼ九分咲きと言ったところ。背景のアトリエ「ラ・リューシュ」がもう少し見えればいいのに。甲斐駒ヶ岳も構図に入り、最も絵になる場所。
「清春芸術村」のソメイヨシノのクローズアップ。他の枝にはもう少し蕾が多く残っていたが、この枝はほぼ満開。咲き始めなので花色も濃く、ひときわ美しい。
次は長坂町内にある「牛池」へ。ここも池畔の半周ほどをソメイヨシノが彩っている。前日の雨が塵を払ってくれたおかげで快晴。甲斐駒ヶ岳も色鮮やかに借景となってくれた。少し風があり、水面が波立っていたのは残念。これで逆さ甲斐駒になってくれれば満点だったのに。
牛池からは少し足を伸ばして津金にある「三代校舎」へ。ここは久し振りだったので、桜の状況は分からず、行き当たりばったり。ここも小学校の跡地であるためソメイヨシノは植えられているが、絵になる構図を探すには少し無理があったかも。この構図、苦肉の策です。
最後は「谷戸城」へ転進。ここのソメイヨシノはまだ五分咲きといったところなので、ほぼ満開に近い種別不明の桜を無理して撮影して終了としました。谷戸城の桜は初めて撮影対象にしたけれど、いい構図にするにはかなり難しい場所。研究の余地ありでした。
結論的には桜は開花時期に行き当たりばったりで撮ろうとしてもだめ。
開花前に下見を十分に行い、撮影ポイント、背景、アングル、人や物の障害の有無などを熟知して、当日の天候を見極めた上で撮影に臨まないといい写真は撮れませんね。