このところ鳥ばかり追いかけていて、すっかり季節の移ろいに追い越されてしまっている感があります。
5月ともなれば花も一斉に開花するのですが、これまでコブシやクモイコザクラ、サクラソウは撮り逃がし、今日確認に行ったらヤマシャクヤクも既に実になっていました。
コブシなどは春一番に咲く花なので気がつかないなどということはないのですが、周囲に当たり前にあるのでついつい後回しになってしまうのでしょう。
とにかく撮り鳥ついででもできるだけ花の撮影も心がけていますが、最近メインレンズとなっているEF500mmはさすがに花には使い勝手が悪いので、花撮影をメインの場合にはEF100-400mmを持っていくようにしています。
そんなわけで先日の土曜日には探鳥、花、湧水滝である「小滝」のビデオ撮影を兼ねて川俣渓谷の上流部へと出かけました。
レンズはEF500mm、EF100-400mmの二本持ち。
これにザックに収まるベルボンのマウンテンチェイサー三脚をビデオ用に持つと結構な重量になり、カメラボディを付けたEF500mmは歩行時には肩に担ぐので、久しぶりに荷物がこたえる歩きでした。
結局野鳥には嫌われ、成果はモズぐらい。
湧水滝のビデオ撮影はともかく、うまく収まってくれた被写体はトウゴクミツバツツジだけでした。
これからはヤマツツジ、レンゲツツジ、サラサドウダンツツジとツツジ科の花も勢揃いとなります。
撮り逃がしのないよう心していきましょう。
これは小滝の手前で撮ったミツバツツジ。500mmで撮りましたが、綺麗に撮れていますね。花芽を覆っていた芽鱗がキャップになって残っているが可愛いです。
小滝のクローズアップ。100-400mmだとこの画角。天気が良すぎてPLやNDフィルターが無いとシャッタースピードをこれ以上落とせず、流れの表現が中途半端になってしまいました。
小滝撮影の後かなり上流まで林道を辿ったのですが、出会えたのはこの子ぐらい。あとはウグイスの鳴き声だけでした。
林道脇にはこんな花叢が至る所にありました。目を見張る美しさです。
枝先のクローズアップ。今回初めてEOS7DⅡの「高輝度側・階調優先」設定を使ってみました。ハイライトの白飛びが押さえられるとのことです。コントラストが低い状況で使うと少し眠い画になりますが、これはこれで綺麗です。
クリンソウも咲き出していました。EF100-400mmの色の再現性は素晴らしいです。