ついにコマドリの撮影に成功。
先日カラマツの新緑を撮影に行ったついでに、思い立ってコマドリ場に行ってみました。
GW前半ということもあり、それなりに人は出ているかなと思ってはいましたが、探鳥地に近づくと普段は5、6台しか停められない駐車スペースは溢れかえり、前後の林道脇も余地なし、仕方がないので100mぐらい先の待避所に車を置きました。
驚いたのは車の数だけではありません。
普段は駐車スペースから沢沿いにしばらく歩いた辺りが撮影スポットなのですが、その日は沢の入り口付近にカメラの砲列が。
ざっと20人ぐらいはいたでしょうか。
椅子に座る人も多く明らかにその場に粘っている雰囲気。
よく見ると目の前にコマドリが来ていました。
その日は軽い気持ちで出かけたので三脚は持たずに一脚のみ。
慌ててセットしてレンズを向けるとお誂え向きに枯れ枝に止まって囀りを始めました。
なんとかフォーカスを合わせ、一枚。
ん?手応えなし。もう一度合焦させシャッターボタンを押すものの切れません。
焦っている間にカシャ。なんと風景撮影モードのまま設定変更を忘れ、マニュアルで10秒タイマーになっていたのでした。
その間にコマドリも移動し、視界から飛び去ってしまいました。
私が着いてからもコマドリは盛んにその辺りを飛び回っていたので、周囲のバーダーはそれ以前からかなりの成果を挙げたようで、笑顔のコマドリ談義に花が咲いている様子。
しばらく戻るのを待ってみましたが、悔しさもあってその場を離れ、奥へと移動しました。
すると先ほどのコマドリなのか、沢の対岸で再発見。
距離はありますが、此処を先途と撮りまくりました。
まあ証拠写真程度でしたが、初コマドリとあってとりあえず満足。
ちょっと余裕が出て来ました。
しばらくして出も落ち着き、この辺りにいたバーダーもまた入り口付近に戻ったので、さらに奥に転進。ここで親切なバードウォッチャーに居場所を教えられ、待つことしばし。
ようやくまずまずの撮影距離に出て来てくれました。
まだメスがいないのか、尾羽を広げて囀るシーンは撮れませんでしたが、初撮りとしてはこれで大満足。
ヒレンジャク以来の幸福感に包まれて帰路につきました。
※画像は全てノートリミング、RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF500mm F4 IS USM
沢の対岸で囀る。とりあえず証拠は押さえて。
こちら側から出てくれた個体。比較的近く満足できる画が撮れました。
ソングポストに移動し囀りが始まりました。
今回のベストショット。等倍でなんとか羽毛解像するぐらいの距離で。
最接近画像。ここまで撮れるとは思っていなかったので感激です。