約三ヶ月ぶりの佐久の調整池。
冬鳥のカモ類は全く姿を消し、湖面の浮島はほぼアオサギが独占して営巣。
池畔の林ではカワウが営巣し、ともに雛が十分に成長していました。
中には親と同じくらいの大きさの幼鳥もいて、巣立ちも間も無いことを感じさせます。
普段は比較的警戒心の強いアオサギですが、営巣期には岸近くの浮島にいる個体はまずまずの距離で撮れるのでその生態も観察でき、いい被写体になります。
あとは飛翔シーンでもう少しまとものものが撮れるといいのですが、こればかりは腕の問題ですね。
※画像は全てノートリミング、RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
浮島を独占するアオサギのコロニー。中央奥の4羽が幼鳥のようです。
撮影位置のすぐ近くに接岸している浮島の巣では接近画像が撮れました。親鳥の後ろに雛が見えます。
撮影中に親鳥は巣を離れてしまい、その後雛の内の1羽が偵察のために顔を出したところです。
池畔林に掛けれたカワウの巣でも雛が大きく育っていました。こちらは撮影ポイントが限られるので、ほぼ枝被りです。
完全に露出していて且つ最短距離にあるアオサギの巣では給餌シーンが見られました。親鳥が喉を膨らませて獲物を吐き出す準備をしています。
一羽の雛に与えたところ。喉の奥までクチバシを差し込んでいます。
もう一羽も盛んにせがんで親鳥の頭を咥える動作をしています。この後見ている限りでは二度目の給餌も同じ雛に与えていました。成長度合いを見ての判断でしょうか。
こちらは別の巣。このぐらいになると幼鳥でも体格は親とほとんど変わりません。見分けのポイントは体色のちがいぐらいですね。
こちらは成鳥が浮島に降り立った瞬間。先客の青首アヒルの幼鳥(?)を追い払っているように見えます。
冠羽を立て羽を広げて睨むような姿はまさに「怪鳥」と言った雰囲気。昔の人が夕暮れにこんな姿を見て幽霊と間違えた、なんてこともあったかも知れませんね。
優美に飛翔するアオサギ。もう少し接近画像が撮れれば言うこと無しですが。