19日は所属するガイドクラブの公募ツアー。
今回企画したのは阿弥陀岳中央稜から御小屋尾根への縦走という少々レアなコース。
そのせいか健脚自慢の参加者の皆さんが多数集まってくれました。
天気は快晴。絶好の登山日和です。
延々と続く急登をこなし、無事たどり着いた山頂からは周囲の山岳が手に取るように展望でき、特に眼前の赤岳は圧巻。あちこちから歓声が上がるほどでした。
下山に使った御小屋尾根は嫌になる程長いですが、途中の水場にも立ち寄り元気を回復。
最後は路傍の花に癒されながら駐車場へと戻りました。
※中央稜はプチバリエーションですが、踏み跡もしっかりあり、危険箇所も少ないので、コース経験者が同行すれば一般の登山者でもトレース可能です。
但しルート的に不明瞭の部分もあり、普段登山者が利用することは稀なのでビギナーのみで初見でのチャレンジや天候不良の際の登山は絶対に避けましょう。
尾根の取付きにはマルバダケブキが咲いていました。
しばらくは展望の無い急登が続きます。
ようやく開けてきました。
岸壁に咲いていたミヤマダイモンジソウ。
彼方には御小屋尾根との合流点が見えます。まだまだ先です。
振り返ればギボシ、編笠山。その奥には北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈ケ岳。
晴天に誘われ、トウヤクリンドウが開いていました。珍しいです。
普段はこんな感じ。
雲に煙る権現岳の左には富士山も顔を出しました。
右側が切れ落ちた稜線付近を行きます。
だいぶ登ってきました。あと一息。
阿弥陀岳から逆方向に下るパーティーとすれ違いました。
御小屋尾根との分岐を過ぎ、岩峰を一つ越えます。
ここが難所といえば難所。
山頂からは赤岳が目の前。文三郎道もよく見えますね。
手前には左から三ッ頭、権現岳、ギボシ、編笠山。左奥には富士山、右には南アルプスの山々。
サブガイドの典ちゃんが冷えたメロンを差し入れてくれました。
阿弥陀岳の山頂で阿弥陀様と記念撮影。
御小屋尾根の鎖場を下ります。以前よりも整備が進んでいました。
彼方には穂高連峰も望めました。
延々と続く御小屋尾根。
ミヤマモジズリが可憐に林床を彩っていました。