夏期シーズンに向けて登山靴を新調。
今回は新たな地平を目指し、これまであまり縁がなかったスポルティーバの「トランゴ アルプ エボ GTX」にしてみました。
とまあ、少々大袈裟ですが、2シーズン履いたローバーの「カミーノGTX」も大分へたれてきたので、防水性重視でのチョイスの結果こうなった次第。
以前も書いたのですが、長きに渡って活躍してくれたローバー「チェベダーレ」。
その足入れ感とフィット感はこれまで履いた靴の中でも出色の履き心地だったのはいいのですが、どうも防水性に欠ける嫌いがありました。
結果的には「カミーノGTX」もワックス処理の効果だけでは完璧とはいえず、やはり縫い目のある靴はどこかに限界があるのでしょう。
そんな中、山中で出会う「トランゴ アルプ エボ GTX」ユーザーに尋ねると、帰ってくる答えは「全く沁みません」「漏りません」ばかり。
やはりインジェクション製法は違うのか、と常に気になる存在でした。
とはいえまあそこそこの値段です。
おいそれとは手が出ず、暫しネットの「お気に入り」に「お蔵入り」だったのですが、今回宝塚の舞台に乱入する覚悟で購入に踏み切りました。
靴ばかりはいくらサイズが決まっているとはいえ、履いてみなければ分かりません。
そのため在庫している店舗に出かけて入念に合わせる必要があるので、今回ばかりは行きつけのショップでの購入は断念しました。
社長ご免!
これで話しが4月17日と22日の投稿に繋がるのですが、年度末ということらしく、そもそも在庫がない、好みの色がない、サイズがないという三重苦の末、ようやく条件を満たしたものに巡り会ったという長いお話となったわけです。
靴には相性というものがあってその機能やデザイン、評判、最初の印象などでは計れないものもあることは事実です。
果たしてそのマッチングは如何に、ということでまた時期を見てレポートします。
箱から出したくない程完璧なデザインです。できればもう一足買ってディスプレイしておきたい程。
タグを外した状態。イエローのラインにブラックレターのロゴが効いてますね。今回サイズはEU43となりましたが、チェベダーレは42。試し履きの際多少左右からの締め付けを感じても実際はそれが高いフィット感に繋がりました。そのためアルプエボも42でも何とか入ったのでいいかなと思っているとスポルティーバの方が実際のサイズは小さめという店員さんのアドバイスに従い多少余裕を感じる43に決めました。
後方からのアングル。さすがイタリアのデザインですが、スポルティーバは時としてデザイナーの色彩感覚を疑うようなカラーリングに辟易することも多い中で出色の配色です。
いい機会なので現時点で現役の靴を並べてみました。
左から購入年が新しい順です。
左右を入れ替えることこうなります。手前から冬期用に購入したスカルパ・スーパーマンタ(デザイン重視で購入しましたがソールの堅さとアッパーのバランスが悪く靴擦れに悩みました)。スカルパ・カイラッシュ(少しライトですがいい靴です)。ローバー・チェベダーレ。唯一の冬靴、スカルパ・モンブラン。ローバー・カミーノ。スポルティーバ・アルプエボとなります。
これは登山を始めた時に購入したマインドルのアイランド。これでかなりの山域を踏破した思い出の靴です。購入時ローバーのタホーも勧められ、どちらにするか悩んだ末、デザインで軍配が上がったのがこちら。選択に間違いはありませんでした。
この後にもスカルパのゼログラビティーを2足履き潰して、カイラッシュに引き継ぎました。