しばらく更新滞っていました。
4月中は花狂い。怒濤のGWを経て5月は研修や下見が続き、6月へ。その間しっかり撮影は重ねていたのですが、ようやく投稿できる時間ができました。
今後も遅々としたペースではありますが、花を中心としたブログを公開してゆくつもりです。お付き合いいただければ幸いです。
4月8日はカタクリ探訪。
一度はこの花を見ないとどこか落ち着きません。
山中にひっそりと咲くカタクリの群落を求めて、新緑が山肌を覆い始めた春の里山を訪ねてきました。
投稿のタイトルは万葉集に歌われた
「ののふの 八十娘子らが 汲みまがふ
寺井の上の かたかごの花」(大伴家持)
の上の句からとりました。
「かたかご」はカタクリの古名です。
新緑とヤマザクラ。まさに「山笑う」の図です。
ヤマブキも見頃でした。
この時期の常連。イカリソウ。
光を包み込むようなヒトリシズカの花。
ミツバツツジもようやく芽吹きました。
アサダの花。尾状の花は雄花。
キブシの花も落ちていました。
展葉を初めたイヌシデの葉。冬芽の中に折り畳まれていた構造が分かる写真です。
カタクリは少し早かったかもしれません。
それでも幾つか開花の進んだ株に出会えました。
いつ見ても精妙な花弁構造です。
下面の桜文様もこの通り。残念ながらヒメギフチョウは見当たりませんでした。
完全に反り返らない個体や。
まだ開き始めたばかりの株まで様々。
カタクリの撮影を終えてしばらく廃道となった尾根路を辿りました。
冬の間に吹き溜まった落葉。乾燥した地面により靴も埃だらけ。
最後に諦めていたコシノコバイモにも出会えました。この場所も荒れ始めています。