昨日は一週間延期した所属するガイドクラブの公募ツアー「御坂黒岳」。 春を思わせる暖かな日差しの中、無事催行することができました。
前回レポートしたように頑張ってトレースを付けたお陰で順調に高度を稼ぎ、南尾根までは予定通り。 核心の急登を含め多少のラッセルは強いられましたが、暖かい日差しを背中に受けて気持ち良く山頂直下の展望地に辿り着きました。 ここからの富士山はいつ見ても圧巻です。 河口湖を手前に置いてクラストした雪面を光らせる冬富士の姿は厳しさと気品が同居した荘厳ささえ感じます。
暫しゲストと記念撮影や山座同定を楽しんだ後下山に掛かります。 ところがここで嫌な予感。 何故かこれから向かう10分程先の山頂から今居る展望地までトレースが付いていません。 普通通常ルートから山頂に達した登山者は必ずこの展望地まで来るはずです。 ということは山頂から旧御坂峠までのルートもノントレースか。
予感は当たりました。 山頂には足跡ひとつありません。 ということは…。 結局今回もそれからまた苦闘の数時間を経験するはめに。 下りとはいえ膝までのラッセルは堪えました。 何とかヘッドランプのお世話にはなりませんでしたが、ラストの峠下りを頑張っていただいたゲストの皆様、本当にお疲れさまでした。
まずは板取沢を辿ります。このコース、尾根に挟まれほとんど日陰です。
沢を登り詰めて一息。
尾根上の展望地で。
苦しい急登。
それでも笑顔がこぼれます。
ようやくランチタイム。風もなく穏やか。
黒岳山頂付近の展望台。ここまでは良かったが…。
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