7月下旬、小学生による登山を案内するのが毎年の恒例です。 この付属小学校では6年生になると早くから予定を立て、事前の予行登山まで行なって、本番当日に備えます。 ですから装備もしっかりしていて、トレッッキングシューズはもちろん、ウェアも最近の山ガールファッション顔負けの子もいるくらいです。
感心なのは目的意識を持ってそれを達成しようとひたむきなこと。 クラスが助け合うことを当たり前のものとしていること。 私達ガイドの話しや投げかけに興味を持とうとすること。 簡単に弱音を吐かず、投げ出そうとしないこと
学校や先生の指導の賜物といえばそれまでかもしれません。 ただし多くの中学生や大人を引率する中で、これほど深い充実感と爽快感を感ずる仕事もあまりないでしょう。
いくつか教えた花の中でナツトウダイが一番気に入ったと言ってくれた女の子。 チシマギキョウに会えるのを心待ちにしながら、見る花見る花これがそうですかと尋ね続けた男の子。 そして山頂での大歓声。 みんな本当に素晴らしい「小さな登山家」です。
山腹ではイブキジャコウソウが花盛り。
暫し休憩。お疲れ?
ヤマホタルブクロ。
山頂ではしゃぐ。
私達のために山頂で「まるもりダンス」を披露してくれました。
少年念願のチシマギキョウです。