気が付けば前回投稿から一ヶ月以上が経ってしまいました。
GW前から最近まで珍しく仕事が立て込んで、その合間に野鳥観察もしなければならないので、ブログネタは豊富にあったのですが、すっかり滞ってしまいました。
4月下旬から5月中旬にかけては八ヶ岳山麓も新緑の季節。
一年で最も風景が美しく、また快適に過ごせる季節です。
風景ばかりではなく、花も一斉に咲き出し、山菜も芽吹いて、夏鳥の囀りも聞こえだすと、一気に写欲も湧き出すのですが、故あって在宅を余儀なくさせられているのでストレスが溜まる一方なのも悩みですが。
そんな中この期間のトピックスとして一番にご紹介するのはヤマガラの営巣です。
3月22日に新しい巣箱を掛けた際、昨年のものもあらためて掃除し直したのですが、その後もシジュウカラやヤマガラが下見に来たのか盛んに覗き込んでいる様子。
結局今期はヤマガラの入居に決まったようで、4月2日に親鳥の巣穴からの顔出しを確認し、4日には出入りが見られ、14日には巣作りの様子が確認できました。
そのあたりから抱卵に入ったようで、5月2日と10日には盛んにオスメスの出入りが見られるようになったので、育雛が始まったと判断しました。
18日は初めて雛が巣穴から顔を出して、親鳥から直接餌をもらうシーンも撮影でき、巣立ち間近と推測。
結局20日の午前に雛の顔出しと親鳥の巣箱内への給餌を確認したのが最後になり、翌日は親鳥らしきヤマガラが餌台のヒマワリの種を砕いて隣接する林の奥に運ぶ姿が数回見られたきりで、結局雛の巣立ちには立ち会えませんでした。
観察小屋に500mmレンズを据えて、仕事の合間を見計っては撮影を続けた一ヶ月半。
ヤマガラ夫婦の迷惑は顧みず、随分楽しませてもらいました。
欲を言えば、巣立ち雛に給餌するヤマガラの姿はどこかでぜひ撮ってみたいものです。
来年は巣箱内に小型カメラを仕込んでみようと真剣に考えています。

4月2日。新居に定めたのか、盛んに巣穴から顔を出したり引っ込んだり。

4月14日。巣作り真っ最中のようです。よく見ると巣材が頭や嘴についています。

5月11日。給餌や糞捨てに盛んに出入りしていた時期。

頑張って飛翔シーンも撮影しました。(プリキャプチャー付きのボディが欲しい)

5月18日。雛の顔出しを初めて撮影できました。

とにかく仕草が可愛いです。

親鳥が帰ってきました。

あたりを警戒しながら。咥えているのはヒマワリの種を砕いた離乳食。

給餌の瞬間。アングル的に口移しのシーンは陰になってしまいました。

5月20日。給餌が確認できた最後の日です。この日は青虫を大量に咥えていました。

この時は雛は出てこず、中に入っての給餌でした。

巣箱から飛び立つ最後のカット。所用で午後は撮影できなかったので、この日の午後から翌日の朝までに巣立ったと推測。今頃どうしているんでしょうね。