先週後半、久しぶりにまとまった時間が取れたので一泊での探鳥に出かけてきました。
といってもこの時期平地は猛暑。安定して鳥見ができる場所は限られていて、目的地は相変わらずいつもの高原です。
但し日帰りの探鳥と違い、二日目は早朝から行動できるので、そのあたりのストレスは格段に違います。
初日は昼過ぎに現地着。バーダーの姿は皆無です。
平日でもあり、時間も時間ですので、少ないのは分かっていましたが、支度を整え単調地を歩き始めるとその理由が分かりました。
ノビタキは既に給餌期間を終え、幼鳥は独り立ちしています。
またレンゲツツジはとっくに散り終えて、コバイケイソウも半ば枯れ、後続のヤナギランは未だほとんど咲いていないという状況。
これでは画になる花がらみも無く、ノビタキもあちこち飛び回って一定の場所に留まることもないので、写欲も湧きません。
それでも比較的近くに来る幼鳥を中心に雷雨が来そうになるまで4時間ほど粘って撮影してみました。
成鳥も給餌のストレスから解放されたのか比較的のんびりしているようにも見えますが、時にはオス同士チェイスしたり、大きくなった幼鳥を威嚇したり、普段見られない行動をしていました。
また育雛期には広範囲に分布していた個体も撮影に適した距離まで寄って来る場所はほぼ一箇所に決まっていて、背景の変化に乏しいのも残念なところです。
結局人工物に絡んだ画を主体にこれといった特徴のない写真を量産してこの日は下界へと移動しました。
夕方茅野市の日帰り温泉から上がるタイミングで猛烈な雷雨に遭遇。
このエリアでは大雨警戒警報が発令されたそうです。
※画像は記載のあるもの以外は全てノートリミング。RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II +Canon EF500mm F4L IS USM+1.4×III

駐車場近くの遊歩道入り口に張られたロープに止まるオス。羽繕い後なので羽毛が毛羽立っています。70%トリミング。

幼鳥もかなり成長して凛々しくなりました。70%トリミング。

古びたロープ支柱に止まる個体。杭に付いた地衣がアクセントです。70%トリミング。

歩き回っても成果もないので、開けた園地で休んでいると近くの置き石に綺麗なオスが止まりました。ノビタキのオスはモノトーンの羽色なので胸の褐色が唯一のアクセントになります。70%トリミング。

ようやく昨年の枯れたススキに止まってくれた幼鳥。かろうじてのグリーンバック。

こちらは成鳥ですが、少し距離があり過ぎです。70%トリミング。

いきなり目の前に飛来した幼鳥。近過ぎてフレームに入り切りません。

これは少し移動して出会ったウグイス。幼鳥かと思いましたが、あるいは換羽中の成鳥なのか、盛んに囀っていました。全身毛羽立ちが凄かったです。70%トリミング。

グリーンバックのオス成長。ようやく色の乗った画が撮れました。