二日目。
朝起きれば風もだいぶ収まっているようだ。
同宿のご夫婦は早々に出発して行った。
こちらはちょっとぐずぐずして遅い朝食をいただく。
夕べと同じくお焦げご飯が美味しい。
仕度を整え外に出れば快晴の青空が広がっている。
北アルプス方面は晴れ渡って、穂高連峰がくっきりと見渡せた。
根石山荘前のコマクサの群落はこれからが見頃だろう。
お世話になった根石山荘に別れを告げ、昨日の失策を挽回すべく約束の夏沢峠を目指して一気に駈け下った。
ヒュッテ夏沢で暫しコーヒータイム。
この小屋も利用するのは初めて。こんな機会でもなければ中に入ることもないが、とても気持ちのいい対応をしてくれた。
その後無事K様一行と合流し、八ヶ岳三座の縦走をスタートする。
標高を稼ぐごとに展望が開ける硫黄への登山道をのんびりと辿りながら、目に付く花々を楽しんでいただいた。
硫黄岳山頂を越え山荘で長めの休憩。
昨夜の風雨に掃き清められた大気越しに降り注ぐ日差しは暖かくまぶしい程だ。
台座の頭を越えて横岳の岩稜に取り付けば出会える花の種類もいよいよ増えてこれぞ花の八ヶ岳、といった醍醐味を味わう。
遠望すれば北アルプスは言うに及ばず、中央アルプス、南は仙丈、甲斐駒、盟主北岳、鳳凰三山と雪渓を抱いた名峰が名を連ねている。
中々姿を見せなかった富士までもがやがて気前良く全身を現してくれた。
展望荘で遅めの昼食をとる頃にはさすがにガスも上がりはじめ、この日の目的地赤岳山頂は深いガスの中だった
夕食後Kさんに呼ばれて外に出ると雲海の狭間からオレンジと濃紫色に染まった夕映えが広がっていた。これは吉兆か凶兆か、小屋に掲示してある天気予報に反して明日の好天を祈るばかりだ。

快晴の空のもと、根石山荘を後にする。旧館の屋根に乗った石が懐かしさを感じさせる。

硫黄への途中から振り返れば穂高がクリアに浮んでいる。

爆裂火口を左に見ながらケルン伝いに登る。

硫黄岳山頂からの主峰群。彼方には北岳や仙丈も。

山荘にて一服。

横岳の岩場を通過。こんな日は高度感があって壮快だ。

今年はムシトリスミレにも出会えた。

横岳主峰手前の鎖場を登れば。

奥の院に到着。

大ダルミでは蕾が多かったコマクサも陽当たりのいい場所ではこの通り。

チョウノスケソウと赤岳。

ウルップソウは最盛期を過ぎていたけれど、秘密の場所ではいい株が残っていた。

ありふれたタカネツメクサも咲き始めはとても可憐。

ハクサンチドリ。数は少ないが存在感は抜群。れっきとしたラン科である。

コケモモもクローズアップで見れば中々にいい花。これからが旬。

地蔵の頭に到着。

展望荘で休憩後、最後の鎖場を登れば。

赤岳山頂に到着です。

夕食後夕映えがきれいだった。
