カッコウが盛んに鳴いている。
今年の初鳴き確認は14日。その前に種(豆)類を蒔いてしまったが、遅霜は来なかった。
本来なら自宅周辺や畑のある標高900m辺りの方が早く鳴くはずだが、今年はなんと野辺山のそれも山地での初鳴き確認。
まあ単に聞き逃したことにしておこう。
鳥撮りを初めて中々撮れないものにオオルリやカッコウがある。
オオルリは囀りの季節に渓谷沿いの遊歩道を歩けば盛んに鳴いているし、姿を見ることもある。
でもいわゆる梢のてっぺんに止まっておおらかに囀る典型的なシーンにめぐりあえるのは至難の技。
遠すぎたり、逆光だったり、梢の陰に隠れていたりと、こちらの腕とレンズの限界から何度チャンスを逸したことか。
これがカッコウとなるとさらに難しさが増す。
まず寄れない。
大概はまさに樹冠の最上部にいて、とても届く距離ではない。
比較的近くにいる場合は電線か電柱に止まっていて、絵にならない。(その場合でもかなり遠い)
でも奇跡は起こるものだ。
まさに初鳴きを確認した場所、野辺山高原に鳥撮りに車を走らせた際、特にハクセキレイ以外は収穫もなく、野菜畑の間を走る農道から国道へ出るため一時停止したその瞬間、すぐそばの枯れ木にカッコウが飛来した。
その時には助手席においてあるカメラを構える余裕がなんとか確保できたので、かろうじて一連写。
多少の動揺はあったようで、ブレ、ボケ多数の中からほんの数枚をものにできた。
それでも20mほどの距離はトリミング耐性には限界の距離。
高性能機材は如何ともし難いので、あとは腕を磨くしかないのだろうね。