先週の水曜日から三泊四日で野鳥撮影に出かけてきました。
昨年末に二泊三日で出掛けて以来、撮影対象は事務所周辺の野鳥ばかりで、おまけにコミミズクも他の冬鳥もほとんど姿を見せず、雪も無く、フラストレーションが溜まるばかり。
ようやく環境が整い、遠征が可能になったので、諏訪湖から安曇野方面を回ることができました。
被写体のメインはコハクチョウですが、諏訪湖のミコアイサ、近くの林道の冬鳥たちも気に掛かるところです。
但し、この冬の野鳥情報では探鳥地の林道に冬鳥はあまり入っていないとのこと。
ブログ等のアップもごく僅かなので、期待はできません。
初日は出発も遅れたので、この林道沿いの探鳥地は翌日に回すとこにしました。
まずは諏訪湖です。
ただ生憎なことに、到着した頃には天候が悪化し、雪混じりの強風が吹き出す始末。
じっくり腰を据えての撮影とはなりませんでした。
収穫だったのはライファーのタシギに出会えたこと。
いわゆるシギチにはこれまであまり縁がなかったのですが、ようやく内陸でのシギに遭遇できました。
到着後、大した期待もせずに湖畔を歩いていると、流入河川の一つ(と言ってもほとんど浅い用水路といった感じです)の橋のたもとに何やら動くものが。保護色で見つけにくかったのですが、冬羽のカイツブリでした。
距離2mぐらい。慌てて飛ぶ気配もなく、じっくり撮らせてくれました。
気がつくと、その少し先にも見たことのない鳥がじっと動かずにこちらを見ています。
これがタシギでした。
いわゆる枯草色の保護色の羽衣に覆われ、見事なカモフラージュです。
何せライファーなので、少し焦り気味にシャッターを切りまくりましたが、惜しいかなきれいに合焦したカットは数枚でした。
それ以外はミコアイサも含め、光量不足が祟ってかノイズばかりが目立つ写真の量産で、寒さも増して来たのを潮に撮影を切り上げました。
この日は諏訪泊まりです。
※画像は記載のないものは全てノートリミング。RAW現像済み
使用機材:Canon EOS 7D Mark II +Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

水門付近にはカワアイサが群れていましたが、レンズを向けると一斉に遁走。

相変わらずこの鳥だけは居なくなることはありません。

浅い流入河川の橋際に居たカイツブリ。

ライファーのタシギです。しばらくこんな感じで固まっていました。見事なカモフラージュ。70%トリミング。

ヒドリガモも「珍しくない」鳥。綺麗な配色なんですがね...。

大きめのフナを飲み込んだ直後のダイサギ。決定的瞬間は無念にもピント合わず。

雪が舞う中、クルミの木に止まるトビ。

漁船の停泊地の堤防裏に集まるカワアイサとミコアイサの混郡。一度逃げられたので、行動パターンを読んで、しばらく葦際に待機して撮った一枚。但し悪天候の夕方なので、画像はノイズだらけです。

同じ場所のミコアイサ。なぜか一羽には胸に茶色い汚れがありますね。