8月3日阿弥陀岳。
一ヶ月振りのガイディング。
ガスに覆われた山頂からは何も見えなかった。
地衣に覆われた阿弥陀仏の石像は今も自らが説法を続けているという西方浄土をじっと見据えるかのように静かに佇んでいる。
花々は今が旬。
岩間に佇む精妙な造化は人の感傷などに関わりなく孤高にただ咲くのみか。
幸い下山するまで雨には降られなかった。

北沢沿いを登る。

ホソバヒメシャジン。

グンナイフウロもこの標高ではきわめて矮小だ。

いよいよ阿弥陀本峰に取り付く。

雲の切れ目から赤岳が垣間見られた。

まだ開いたばかりのチシマギキョウ。岩壁のサファイヤとも。

タカネバラ。原種には原種の品格がある。

ガラガラの急登が続く。

一体誰が担ぎ上げたんだろう。

視界ゼロの山頂にて。それでも達成感はこの笑顔を見れば一目瞭然。

ミヤママンネングサ。

イブキジャコウソウもこの高度まで這い上る。

タカネツメクサも開いたばかり。
