週末はまず蓼科山から。 京都からいらした個人のお客様をご案内しました。
蓼科山にはいくつかの登路がありますが、今回は女ノ神茶屋からのコースをお勧めしました。 このコースはほぼ直登。特に山頂直下の1時間は日差しの照りつける急登をひたすらこなすハードトレイル。でもその分達成感は他のコースを圧倒します。 お勧めの際のキャッチコピーも「あとで自慢出来ます!」
待ち合わせの茅野駅周辺はうだるような暑さ。 この夏の下界は人の住むところじゃありません。 早々に山に逃げましょう!
とはいえ車も止められないくらい盛況な登山口周辺も結構暑い。 歩き出しから汗が吹き出ます。
下部の唐松林を過ぎると少し湿気も治まり、途中の三角点小平地で昼食をとる頃には涼風が心地よく汗を引かせてくれました。 ここで登場したのがこの夏の新兵器、というのも大げさですが、「山専ボトル」に詰めた氷で作ったアイスコーヒー。ブレンディのポーション入り濃縮珈琲も一つ半ぐらいを使って少し濃いめに入れるとまずまずいけます。 保冷剤で冷やしたカットフルーツ共々喜んでいただきました。
短い平坦地を楽園気分で過ぎるといよいよ魔の急登の始まり。 今日のこの日差しではちょっと選択ミスかなと思いつつもここまで来たら前進あるのみ。 終わらない夜は無い!(夜ならもっとマシですが…)
山頂付近の岩石帯が見える頃には風も出始め、さすが高山の爽やかさが身に沁みます。 下山口に車をデポした際に覚悟した登山者の群れも既に大半は下山してしまったらしく、比較的閑散とした山頂には心地よい微風と共に静かな時が流れていました。
ここでお客様が偶然見つけたのがタイトルの「蓼科山の玉座」。 お二人で代わる代わる座っては感嘆しています。 あまり勧められるので小生もちょっとだけ拝借すると、なんと言葉通りの心地よさ! うーん、こんなものがまさか蓼科山頂に隠されていようとは! 山はまだまだ奥が深い。 場所?無論極秘です!
下山もゆっくりと下り、何とか雷雨にも追いつかれずに無事暑気の残る七合目の鳥居をくぐり抜けることが出来ました。
今回ご参加のお客様、お二人とも大のワイン好きということで、ワイン話とイタリア話に花が咲くちょっと嬉しい山行でもありました。
M様、U様、本当にお疲れさまでした!
この辺りはまだ余裕。
南八ヶ岳を遠望。夏らしい風景。
この辺り心臓破りの急登。周囲には縞枯れ現象も現れ始めます。山頂も近い!
下山路で。北八ッ特有のナースログ。苔が美しい。
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