20日には茂来山に行ってきました。
以前登ったのが十数年前。今回は二度目となります。
記憶は曖昧ですが、その時は槙沢からの往復でした。
そのためあえて登山口を霧久保沢に変更し、「こぶ太郎」経由で往復しました。
途中急登もあり、思ったよりもハードなコースでしたが、時期的にも野草の最盛期で、珍しい花の写真も撮影できて実り多い山行でした。
前日の雨の影響か、登山者は皆無。
ひたすら静かな新緑の山旅でした。
駐車スペースからしばらくは林道歩きです。
ミヤマザクラが満開でした。
歩きやすい林道。
植林地もあります。
林床に多かったフタバアオイ。
林内にはヤマブキソウも目立ちました。
オシダの群生地。
広葉樹林では新緑が素晴らしい。
こぶ太郎に到着。推定樹齢250年。初見参です。
長野県では他に3本しか指定されていないそうです。
確かにコブが多いですね。
炭焼窯跡も見られました。
こちらは「大王トチ」。こぶ太郎より老木ともいわれています。
トチの芽鱗、芽吹いたために落ちたのでしょうね。粘液を分泌します。
「大王トチ」を後に。
ヤマエンゴサクもいい時期に出会えました。
ニリンソウも多かったです。
オオカメノキ。
山頂付近のミツバツツジ。
山頂からは大展望。後立山連峰。
浅間山も上空の寒気のせいか少し鈍い色合い。
群馬方面。谷川岳、燧ヶ岳、上州武尊を遠望。手前には榛名山。さらに手前には荒船山です。
くすんではいますが、槍・穂高も確認できました。流石に雪が多いですね。
西方には北岳、間ノ岳。
我らが八ヶ岳は勿論です。
東方には送電線越しの両神山。
山頂の祠。新旧が並んでいます。
地衣に覆われた三角点。二等のようですね。
今回一番の収穫。チチブシロカネソウ。最盛期を捉えることができました。
コミヤマカタバミ。いい花が一度に咲いた感じです。
チャートでしょうか。南佐久には多く見られます。