今月に入ってから事務所周辺の紅葉と野鳥のコラボを狙って朝の時間帯を中心に粘ってみました。
この時期の野鳥撮影はフィールドでは余程計画的に準備しないと、まずいい写真は撮れません。
行き当たりばったりではチャンスも少ないので、これまで成果の乏しい分野でした。
今回は事務所の二階窓にブラインドを下ろしただけの簡易なシェルターを作り、毎日2〜3時間餌台の上に枝を張った近くの白樺に止まる留鳥を狙いました。
後半になると葉が徐々に散って、野鳥そのものは撮りやすくなるのですが、その分秋色も減ってゆくのでタイミングが難しくなります。
また野鳥たちも露出が多くなる分警戒心も増して徐々に寄らなくなってしまいました。
業を煮やして後半は餌台のすぐ横の石垣に腰を下ろしてローアングルから待つ作戦に変更。
ここでも多少の成果を得ることに成功しました。
ようやく事務所から見える富士山をはじめとした高山にも初冠雪が見られました。
これから秋が深まれば山の餌も減ってゆくことでしょうから、野鳥たちもうるさいほど餌台に群がるのでしょうね。
温暖化の影響からか今年は安曇野のコハクチョウたちも飛来が進んでいないようです。
また世界情勢もさらに悪い方へと向かいつつあるように感じます。
せめて野鳥たちの世界だけでも平穏でいてくれればと願うばかりです。
※画像は全てノートリミング。RAW現像済み。上から撮影日順。
使用機材:Canon EOS 7D Mark II +Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM