三日目。最終日です。
この日も晴天予報だったので、野鳥撮影は朝の内だけと決め、夜明けから待機。
いつものポイントは霧に覆われていました。
霧が徐々に晴れ、その合間から朝日が差し込む瞬間を待ちます。
この日も最後の花止まりを狙いますが、やはり期待通りにはいきませんでした。
しばらく霧に反映した朝日が織りなす風景など撮って気を紛らせ、ようやくシルエットになったノビタキを収めることができました。
それにしても少し遠すぎましたが。
その後は光も平凡になり、鳥も寄りそうにないので、初日にノビタキの群れを見かけた草原の頂稜部まで上がってみることにしました。
ここでもしばらく待っても現れないので、覚悟を決め持久戦を展開。
するとようやく40〜50m先の岩陰から数羽が様子見に出てきました。
一向に寄ってこないので、仕方なくレンズ性能の試験を兼ねてあれこれ設定を変えて撮影してみます。
当然綺麗に解像するべくもありませんが、岩の窪みに自然にできた水溜りで水浴びする姿など、可愛らしい生態を観察することができました。
最終日はこれで打ち止め。
他にすることもないので相変わらずの猛暑の中、疲れ果てて帰宅しました。

日の出前の薄靄のかかった草原。ノビタキ幼鳥がハンゴンソウとコラボ。

朝露を纏ったヤナギラン。今回は鳥に嫌われました。

朝霧の風景。

ようやく陽が差して来ました。梅雨に濡れたススキの穂が輝きます。

かろうじてシルエットノビタキです。

50m先の岩の上のノビタキ。豆粒ですね。

30%トリミング。なんとか幼鳥の体色や模様が判別できます。

こんな水溜りでも野鳥たちにとっては貴重な水場。こちらは距離40mぐらい。

こんな程度には解像します。30%トリミング。