14日-15日はご常連のゲストをご案内して白馬岳を縦走してきました。
両日とも快晴に恵まれ、素晴らしい山岳展望と野草に癒された二日間でした。
大雪渓はかなり縮小していましたが、アルペンムードはしっかり味わっていただきました。
山頂から小蓮華、大池までの爽快な稜線歩きもこの山稜ならではの醍醐味。
何度歩いても常に新鮮な魅力に満ちています。
初日。早朝のバスターミナルから望む鑓ヶ岳と杓子岳。
猿倉からの林道途中では白馬岳が現れます。
僅かに咲き残っていたヤマアジサイ。
オヤマリンドウでしょうか。
レイジンソウは花盛り。
オオバセンキュウ?セリ科は見分けが難しい。
白馬尻で休憩。梨をいただく。雪渓の登りはかなり暑かったので最高のごちそう。
では気合いを入れて、いざ出発!
三連休ということもあり、多くの登山者で賑わう大雪渓の絵に描いたような光景。下部は崩壊が進んで秋道を行きます。
崩壊したスノーブロックを眺めて。
雪渓下部の荒れた光景。
下流を振り返って。この辺りが最も傾斜がきついところ。
途中の沢で一休み。水分と涼を補給。
いよいよ大雪渓の登り。アイゼン装着して準備もOK。
左岸の秋道も通行可能ですが、あえて雪渓をたどります。この方が涼しくて爽快。
アイゼンが適度に効いて、ペースアップにつながります。
こうしてみると結構な傾斜ですね。気温上昇とともに下流からガスが湧いてきました。
こんな岩がざらに転がっています。
ひたすらの登りが続きます。
スイスアルプスの氷河を登っているような写真ですね。
この時期になるとクレバスも発達します。深さは3mくらいあります。
雪渓上端は休憩する人でいっぱい。ここからは登山道を行きます。
杓子岳の末端岩峰が迫ってきました。
お花畑はまだまだ全体に緑ですが、クロトウヒレンは紅葉が始まっていました。
杓子が雲の中から姿を現す絶好のポイント。
葱平を過ぎれば今宵の宿、頂上宿舎も見えてきます。
ここまでくればもう安心。岩の上で一服の図。
頂上宿舎は始めて泊まりました。部屋も余裕があって快適です。
名物のバイキングの夕食。山中では小食なので量はこれぐらい。でもお酒のおつまみにも最適なメニュー。
ゲストがお持ちになったちょっとレアな神戸ワイン。ほぼ一人でいただきました。夜は更けます。 白馬岳縦走・季節の狭間の楽園でした(2)へ続きます。