8月最後の週末は燕岳をご案内しました。
前夜までの雨も上がり、明るい日差しの中を中房温泉出発。
途中雲の中に入るも、合戦小屋まで上がれば再び晴れ間が覗きます。
お約束のスイカ¥800也を賞味し、森林限界を超えれば右手に餓鬼の山塊が展開し始め、やがて左手には槍ヶ岳の穂先が沸き立つ雲間から姿を見せてくれました。
やがてトリカブトやオニシモツケ、ミヤマコウゾリナ、タテヤマアザミが群生するお花畑を左右に見ると山上のホテル、燕山荘もすぐそこです。
荷物を置いて山頂往復。
生憎地元の中学生登山と重なり、山頂までの登山路は大渋滞でしたが、最後尾に回って夕方の裏銀座に落行く夕日をじっくりと眺めることが出来ました。
夕食時にはオーナーの含蓄あるお話とアルペンホルンの演奏まで楽しむことが出来、納得のメニューと共に満足して就寝。
翌朝は素晴らしいご来光を見た後で、しばらく大天井岳方面に散歩し、槍の勇姿を期待しましたがかなわず、寒気のせいか山頂付近を雲に覆われた裏銀座方面の連嶺に別れを告げ、下山しました。
猛暑の名残りが心配された下界でしたが、まだ青々とした稲田が広がる安曇野には爽やかな風が吹き渡っていました。

ちょっと風情のある山道。

この時期の貴重な花の一つ、オヤマリンドウ。

餓鬼方面も見えてきた。

槍も姿を現すが、穂先が見えたのは本の一瞬。カメラ間に合わず。

トリカブト。ここいらのものは何と言うんだろう。

燕岳に光差す一瞬。

燕山荘を振り返って。

イルカ岩。もう少し角度を考えれば飛行機雲を吐き出したのに。

山頂も静かになった。何もない山頂はいつ来ても変わらない。いいね。

夕食の最中にホルンの演奏が。

夜明けを待つシルエット。

ご来光の一瞬。

コマクサも少々やつれ気味。よく頑張ったね。

裏銀座方面に低くたれ込める雲。三俣蓮華のカールに光が差してきれいだ。
