少し前のことになりますが、お客様をご案内して高原の夏を先取りしてきました。 今回お客様が参加されたのは「自然派グルメツアー」。八ヶ岳高原ミニトレッキングと麓のレストランでの有機野菜を中心としたランチを楽しんでいただく企画です。
幸い当日は梅雨の晴れ間に恵まれ、前夜の雨に洗われた森の緑が輝く中を出発しました。 まず目につくのは道路際のサワフタギやカマツカの白い花。 日が出たとたんに始まるエゾハルゼミの合唱も盛大です。
林間に入ると緑に染まる湿潤な空気の中にフィトンチッドのエーテル香が漂うようです。 樹々の間に点在するヤマツツジの朱色も良いアクセントで目を楽しませます。
途中にある「オオヤマツツジ」はすっかり樹勢が衰え、天然記念物の風格はもはや過去のものですね。
樹々の話しなどしながら林道をぶらぶら歩き、程よいところでティータイム。 ガスバーナーで沸かした紅茶を召し上がっていただきました。
川俣川源流を渡り、八ヶ岳牧場に出ると、一気に展望が広がります。遠くに南アルプスを望む青空の下には既にさわやかな夏の高原風景が広がっていました。
鹿やキツネ(本当に出会えました)やホルスタイン牛に見送られながら農道を下り、車に戻ると、丁度ぴったりランチタイム。今日の自然派ランチは清里の「オーベルジュ」です。
ハルゼミがいました。
林道脇でティータイム。少し降られました。
クリンソウ(九輪草)も鮮やか。
草原を風が渡ります。
「オーベルジュ」では自家農園産を中心とした有機野菜をメインに出して下さいます。 今回も前菜からスープ、サラダ、デザートと新鮮な夏野菜を堪能するメニューにお客様も大満足。 アペリティフのリースリングも食欲をそそってくれますね。
メインは地鶏のハーブソテー。ここにも野菜がたっぷりです。 デザートは「オーベルジュ」定番の「花豆のクリームブリュレ」と「八重桜のアイスクリーム」 他。八重桜の香りが何とも良かった。
「自然派グルメツアー」はライト感覚のトレッキングと自然派ランチを組み合わせた八ヶ岳高原の入門編的エコツアーです。 必要最低限の装備があればどなたでも簡単にご参加できます。 是非一度ご利用下さい。
前菜を前に。
サラダが楽しい。
メイン。野菜に隠れて地鶏が見えない。
デザート3種。