途中で山岳ガイドとクライアントに出会う。こんな時でもかなり軽装だ。
鉾岳のルンゼ。写真では分からないが、かなりの傾斜。ピッケルの効きだけが頼りだ。通過後のことだが、途中で追い抜いた青年三人組はここでかなり四苦八苦していた。真中の一人は斜面途中で倒れた格好で動けず、他の二人もなす術も無い様子。やがて動き出したので事無きを得たようだが、正直言って少々の夏山の経験だけではこの季節のこのコースは無謀である。
ホワイトタイガーと形容されそうな赤岳の勇姿。
東面。ここで滑ったら何百メートルも止まらない。
地蔵の頭に着いてひと心地つく。今回は時間切れということで勇気ある撤退。こういう勇気だけは人一倍である。
赤岳を越えてきた登山者。
地蔵尾根の雪も腐り切っていた。
小屋開け目前の行者小屋。このあたりでは日差しも暑さを感じるくらいだ。
美濃戸付近まで降りると苔に注ぐ午後の斜光線がきれいだった。