気が付けば、下界や山麓の桜だけでなく我が事務所の周りでもダンコウバイはすでに見頃を過ぎ、ミヤマウグイスカグラやマユミは新芽を開き始めています。
そして今日の日中の気温は何と19℃。
全く春はこちらの隙を狙って駆け足でやってきます。
もちろんこのまま一足飛びに初夏を迎えるわけではなく、どこかで寒の戻りもあるのでしょうが、それにしても少し異常な暖かさですね。
そして野鳥たちも繁殖の季節を迎えるものもいて、せっせと巣材集めに奔走する姿も見られるようになりました。
餌台にくる顔ぶれもほとんどが留鳥に変わりつつあるのも季節の移ろいを感じさせます。
そんなこともあり、今年はシジュウカラ用の巣箱を新規に製作してみました。
新たに巣箱を掛けるには時期的に遅すぎるのですが、先日昨年まで使っていた巣箱を掃除したところ、巣材の運び込みはしたようですが、産卵と雛の孵りは無かったようで、少し環境を変えてやろうかと。
新しい巣は少し離れた人の気配も稀な場所に掛けてみました。
誰でもいいので入ってくれることを祈ります。
古い巣箱に入っていた巣材。卵座も見当たらないし、殻も残っていないので利用したかどうかは不明。繁殖期に覗きに来ていたのは確認したものの、その後餌を運ぶ姿や雛の巣立ちは未確認。
在庫にあった杉板で加工しました。出入り口の穴は直径30mm。
完成。掃除は底が蓋になっていて開く構造です。
早速隣接する県有林のカラマツに取り付けました。
ついでに気になっていた餌台の改修も行いました。従来の構造だと最後に中央付近にヒマワリの種などが残ってしまって、クチバシが届かない野鳥たちをヤキモキさせていましたが、これでスムースに両側に流れるようになりました。
この欠点は前から分かってはいたのですが、なにぶん冬は寒さに負けて手が出ず。ようやく気持ちも晴れました。
自動給餌システム始動です。
冬の間凍結による破損を防ぐためにプラスチックの容器に置き換えていた水浴び用のボウルもリフォームして再設置。