「御陵山」、この山名正しく読めますか?
この古墳のような名前、「おみはかやま」と読みます。南佐久の最奥にある川上村と相木村を隔てる山稜の一画に聳え、馬越峠を境に天狗山や男山と対峙する岩尾根の山です。遠望すると山頂付近が平なピラミッドのようにも見え、成る程と思わせられますが、まさか本当の古墳であったとも思われません。さてこの由来や如何に?
先日の5月6日、所属するガイドクラブの公募ツアーの下見に登山道の無い薮尾根を同僚と歩いてきました。
こんな岩が稜線のいたるところに露出するルートをひらすら登ります。
山頂が近くなるとなだらかに。ナラの多い、いい感じの尾根ですね。
山頂に立てられた祠。大分朽ちていますが、由緒あるもののようです。
その説明板。かつては雨乞いの神事が盛んに行なわれたとか。薙鎌は有名ですね。
天狗山方面。生憎八ヶ岳は雲の中です。
御座山方面。晴天なら後立山か妙高方面も見えそうです。
山頂からは東に伸びる尾根を辿りました。所々に岩峰が立ちはだかり、越えたり巻いたりときわどい歩行を強いられました。正直このルートは初級向きではありません。
ようやく辿り着いた大門峠。峠の片鱗はこの文字だけ。
ここからは獣道を辿って急な斜面を下ります。
花の少ないコースでしたが、この花だけはいつも我々を歓迎してくれる貴重な存在。
閉鎖されたゴルフ場に出ました。ちょっとだけエアーゴルフで遊んでみました。
ナイスショット!なのかな?
謎の野草。紫背です。(後記:ハンゴンソウのようです)
カラマツの芽生えが始まっていました。
下山後に遠望した御陵山。