久し振りの大型台風。
各地に大きな被害をもたらしたようだが、ここ八ヶ岳山麓は激しい雨こそ降ったけれども比較的平穏に通過してくれた。地形的な要因からか、自然災害に無縁ともいえるこの地の有り難さを改めて痛感する台風一過の夕暮れ。透明な大気を透かして朱と青の共演が西の空に広がっている。
今夏は仕事をセーブしたにしては何故か慌ただしく過ごしたので、週末に久し振りのプライベート山行を決行。台風直前の二日間、唐松岳から五竜、鹿島槍までを縦走した。
今季初のテント泊はそれなりに荷の重さがこたえたけれど、何とか体力測定には合格したらしく、五竜一泊で翌日無事赤岩尾根経由で大谷原に下山。
五竜から鹿島槍までは常に剣を間近に見ながらの爽快な縦走を満喫することが出来た。
仕事以外の山にもまた格別の醍醐味がある。

スタート地点の八方池山荘。

八方池には未だ多くの人が訪れていた。

タカネマツムシソウも咲き残っている。

ミヤマセンキュウか?セリ科の植物はいつまで経っても難しい。

イワショウブ。

カライトソウも咲き残り組。

ハクサンシャジン

紅葉したハクサンタイゲキ。トウダイグサ科も見分けの難しい種が多い。

タテヤマリンドウは今が旬。この青はいつ見ても素敵だ。

ミネカエデの黄葉が始まっていた。

若人は絵になるね。

残念ながら唐松岳は雲の中。

とりあえず山頂に。

山荘でココアで一服。
