三月は中旬に少し暖かくなったと思ったら、19日には今季最高の積雪25cm、翌日はマイナス8℃と真冬に逆戻りでした。
それでも先週末から気温もようやく春らしくなり、長かった冬もようやく終わりを告げたという感じがしています。
下界では梅の花も終盤で、既にソメイヨシノの開花も報じられています。
多少の寒の戻りはあったとしても、段々と過ごしやすくなるのは嬉しいですね。
冬の間は遠征の機会は別にして、主に事務所周辺の野鳥観察、撮影に終始しました。
既に投稿したようにこの冬の冬鳥の飛来は極端に少なく感じました。
時に顕著なのはシメ。
餌台の常連、というより独占者的な存在が数回した姿を見せなかったのは寂しい限り。
稜線沿いの林道に集まるオオマシコやイスカ、近隣の草原のコミミズクなどもこれだけ雪の降らない冬では来るはずもないという諦めの心境でした。
数少ない冬鳥たちもとうとう北へ帰っていったようで、餌台にもほとんど姿を見せなくなりました。
変わらずやってくる居つきのカラ類もそろそろ繁殖期。
時々昨年掛けた巣箱を覗く個体も出てきたので、今年は新たに巣箱を追加することにしました。
昨年実績のあったカラ類向けのモデルを複製したものと、入ってくれればラッキー的なキビタキ用変形モデルです。
キビタキは初夏になると一時期事務所周りにも飛来するので、全く可能性がないわけではありません。
どちらも高級感溢れる焼杉仕様です。
果たして気に入ってくれるでしょうか?

素材は杉板です。

左がカラ用、右がキビタキを始めとした解放型の巣を好む野鳥用。カラ類用の巣穴は直径27mmが理想だそうですが、穴空けビットが26mmのものしか手に入らなかったので、少し小さいかもしれません。

これまでの教訓を生かし、底板には水抜きの穴を多数開けました。

カセットトーチで焼き目を付けていきます。

炙りすぎると燃えます。

カモフラージュにはなりますが、野鳥がこの匂いを嫌うのか心配です。

完成。なかなかの出来でしょう?

これが昨年実績を作ってくれたモデル。今年も内見者が後を経ちません。

早速取り付けました。

カモフラージュ感もいい感じです。

キビタキ用です。こういうオープン型はジョウビタキなども利用するようですね。期待します。