先日の久し振りに良く晴れた日曜日、お客様をご案内して忍野方面の山々を巡ってきました。 すでにスタート地点の不動の湯から冠雪した富士山が眼前に迫ります。
林道終点の大ザス峠も富士山の有名撮影スポットですが、ここはハングライダーのスタート地点にもなっています。この日も4台くらいの機体が滑空準備をしている最中でした。 すぐには飛び立たないとのことなので、残念ながら離陸見物はあきらめて杓子山を目指しました。 直下の急登をこなすと好展望の杓子山山頂です。ここからの富士吉田や忍野地域を裾野に従えて緩やかに立ち上がり、やがて冠雪した山頂火口へと収斂してゆく富士の姿はまさに天下一の絶景です。 山頂で出会った登山者にみかんを差し入れていただいたのも嬉しかったですね。
鹿留山へは細かなアップダウンが続く尾根を辿ります。 稜線の株立ちしたブナの大木が見事です。 大ミズナラの立つ鹿留山頂には晩秋の木漏れ日を浴びて暖かく心地良い時間が流れていました。
鹿留山から立ノ塚峠までは一気に標高を下げる下降路が待っています。 今回のコースの中で一番気を付けたい区間ですね。
その後石割山までの稜線歩きは緩やかなアップダウンが続き、のんびりと日だまりハイクを楽しむことができます。 送電鉄塔の立つ石割山を往復して二重曲り峠に戻ると富士を狙うカメラの砲列ができていました。 ここは夕日のダイヤモンド富士で有名なんですね。
不動の湯へと戻るタクシーの中からは杓子・鹿留の両山が夕日を浴びてオレンジに染まっています。 この時期にしては珍しい程の暖かい気候と終日見守ってくれた富士の姿に感謝しつつ晩秋の山旅を終えた一日でした。
杓子山頂。カメラの置き場所が悪く、少し傾いていますね。
鹿留山頂は大樹に囲まれた心地良い空間。
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