週明けからぐっと冷え込み、八ヶ岳もようやく初冠雪しました。
いよいよ初冬の始まりです。
先週までは様々立て込んで、なかなか鳥どころではなかったのですが、なんとか一段落したので気になっていたコハクチョウの様子を見がてら安曇野へ出かけてきました。
今回は朝焼けを背景に飛翔する姿と寒気が入ることによって発生する川霧の中に漂う姿が狙いですので、前泊としました。
3時前に起きれば日帰りも可能ですが、朝がすっかり弱くなったので、苦肉の策です。
夕方現地着。今回の撮影場所は初見参なのでアクセスと飛来状況の確認を兼ねました。
やはり飛来数は少ないようです。
その後付近の道の駅を回り、宿泊場所を選定。
この季節の車中泊は体にこたえそうですが、朝一で現地入りするためには仕方がありません。
近くにネットカフェでもあれば理想ですが、なかなか上手くいきません。
温まってから寝る作戦ですので、日帰り温泉へ。
今回は「安曇野しゃくなげの湯」を利用しました。
ここは最近リニューアルしたとあって、施設もそこそこ広く、館内もきれいでした。
入浴後、整体の看板を見つけてしまったので、ついふらふらと。
ちょっと力加減が物足りない感はありましたが、車中泊対策としてはまずまず。因みに30分¥3,000也でした。
夕食をとったり、そこいらをうろうろして道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」へ。
ここはトイレが新しく、内部も広く明るいうえに入り口が自動ドアなので快適です。
車中泊の支度に手間取り、就寝は21時過ぎ。
なんと車中泊は2016年の谷川岳登山以来でした。
翌朝は5時半起床。
再び寝台車から乗用車に仕様変更して現地に向かいます。
河川敷の駐車場に着くとすでに先客あり。
管理人らしき人とカメラマン1名がスタン張っていました。
ちょうど車を降りて支度を始めたタイミングでコハクチョウが飛来。
惜しくも撮り逃しましたが、まだ暗いので本番はこれからでしょう。
先行のカメラマン氏としばし歓談しながら陽の差し込むのを待ちます。
振り返ると常念岳や有明山がモルゲンロートに燃えて素晴らしい美しさです。
やがて二羽が川面を蹴って飛翔。
しばらく上空を旋回してくれたのでそれらしい画は撮れましたが、やはり数が少ないのと、日陰に入ると光量が足りないので、イメージ通りにはいきません。
朝日が差し込んだ川面の写真も水面が狭いので、湖に浮かぶオレンジ背景のコハクチョウのシルエットのイメージには程遠いのが惜しまれるところです。
それでも川霧は盛大に立ってくれたので初回にしてはまずまずの成果となりました。
その後コハクチョウは近くの湧水地に移動しているとのことなので、この場所は諦めそちらに向かうことにしました。
※画像は全てノートリミング、RAW現像済み
使用機材:Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
常念岳のモルゲンロート。まだ積雪が少ないため山肌の表情がよくわかります。
もう少し焼けてコハクの数が多ければ...。
朝日が差し込んだ直後。
川霧の立った川面を舞うマガモとオナガガモの群れ。
逆光イメージはこんな感じですが、水面の遠近感が無いのが残念。
水面の煌めきが綺麗でした。
日が昇るにつれ感度的には撮りやすくなりますが、その分表情は失われます。
オナガガモの飛翔を撮った後この場所からは移動です。