夏のラベンダーの刈り込み終了

ようやく夏のラベンダー剪定が終わりました。

7月の15日から20日にかけての蒸留テストを最後におおよその花穂の刈り取りは終わっていたのですが、既にその時点では枯れた穂も多く、また鎌による手刈りなので、ひどい虎刈り状態。
本来ならその時点で芝刈り用の刃幅の長い剪定バサミで形を整えて刈り込み作業をしないといけないのですが、今年は特に株が大きく育ったことと(その分刈り取りの穂数が増えます)、夏の暑さが異常なので、すっかりめげてしまい、そのまま放置していました。

とにかくこの夏の炎天下での農作業は長時間に及ぶと命の危険を感ずるほどなので、草刈りも2時間ぐらいが限界。
ハサミでの手刈りとなると200株近い株をきれいに整えるには通常ですと最低三日はかかります。
これを炎天下で行うとなると一週間ぐらいはかかりそうなので、二の足を踏んでいました。

そこで思いついたのが生垣剪定用のヘッジトリマー。
充電式ならどこでも使えます。
早速Amazonで検索すると、「マキタ350mm充電式生垣バリカン10.8V　バッテリー・充電器付き　MUH354DWH」￥17,094がヒットしました。当初はこれでいいかなと思っていたのですが、連続運転時間を確認すると「24分」。流石にこれでは短すぎます。次に目についたのは「ハイコーキ18V充電式ヘッジトリマー350mm　2.0Ah蓄電池・充電器付きCH1835DA(BG)¥15,942」。安いし、こちらの連続運転時間は約40分。まずまずの性能です。バッテリー・充電器別売なら他にも様々安価のものがあり、セット品でもノーブランドのものなら￥10,000以下で買えるものもあるのですが、耐久性に不安があるのでパス。

そうこうするうちに目についたのが、コードレス芝生バリカン。
ラベンダー株の剪定ぐらいなら300mmや350mm幅の重いヘッジトリマーは「牛刀をもって鶏を割く」感もあるので、多少でも安いこちらでいいかなという感じ。

こちらも海外製のノーブランドから国産のものまでピンキリな製品がいくらでもヒットしますが、作業製と価格、デザインのバランスがまずまずなのがハイコーキ、京セラ(旧リョービ)、山善。BOSCHのものもさすがにデザイン性や堅牢性には優れていそうですが、刃幅が狭く、バッテリーが3.6Vと頼りないので、結局作業性の高さの割りには安価でデザインもまずまずな「山善10.8Vコードレス芝生バリカン充電式2.5Ah YDG-160￥10,727」を購入しました。

結論からいうと、やはりハイコーキあたりにしておけば良かったかな、というところ。
理由は以下詳細しますが、安物買いは結局損しますね。

製品到着後早速試した結果は非常に良好で、ストレスなく刈り込みができます。
その日は夕方だったのでテストのみで終了。
翌日畑に向かう前に、試しに自宅前のヒバの生垣を刈り込んだところ、葉先の剪定では快調だったのですが、少し太め(4〜5mm程度)の枝を噛んだところで突然切れなくなってしまいました。状態は上下の刃の振動幅(スライド幅)が狭くなり、対象物を挟めなくなったことが原因です。
苦労して刃の部分を分解して振動幅の調整をしたのですが、負荷がかかるとすぐに元の状態に戻ってしまい、使用不能に。
結局替刃を取り寄せて交換しました。

心配しながら作業を再開したのですが、ラベンダーだけの刈り込み作業ではトラブルもなく快調に作業でき、2時間ほどで全ての株の選定が終了しました。
やはり機械ですね。

「山善10.8Vコードレス芝生バリカン」、刈り込み幅160mmと刃の幅も広く、それなりにパワーもあるので本来の使用目的であれば十分に使えるツールです。バッテリー性能はスペックにある「フル充電で連続60分の作業時間」は誇張ではなく、断続使用でしたら90分以上もちました。
本体重量1.2kgと重量はそれなりにありますが、男性なら長時間使用でも問題ない重さです。
あとは耐久性が課題ですね。