3月6日
三日目は雪山トレッキング入門。
お客様は昨年もご参加いただいた八ケ岳フリークのお二人です。 赤岳の展望を楽しみにしておられたのに、本当にあいにくの天気。 朝からどんよりと曇り、午後からは雨の予報も。
それでも2,200mの標高まで上がれば積雪も十分で、トレースも固く締まり、アイゼン歩行の練習にはもってこいの条件です。
ゆっくり北横岳までの登山道を辿り、標高が増すにつれて発達する樹氷に感激しながら北横ヒュッテへ。 相変わらず多くの登山者が休憩中でした。まさに入門コースの面目躍如ですね。
ここからは急登となり、ほんの少しですがピッケルワークも体験していただきました。 ほどなく北横岳山頂。相変わらず強風が吹き荒れています。 長居は無用なので樹氷の発達した北峰を往復して、早々に下ります。
北横ヒュッテでランチタムを楽しんだ後はプチバリエーションの三ッ岳へ向かいます。 夏とは違い、凹凸の激しい岩原の登山道も雪の下に隠れ、歩きやすいのであっという間に三ッ岳3峰の基部。 ここからはしばらく岩稜の尾根を辿ります。
暫し鎖場通過の練習をして最初のピークに到着しました。 ここからは佐久平方面の展望がわずかに望めます。
三ッ岳1峰から雨池山とのコルまではかなり急斜面。 アイゼンを持たない不届き者の輩か、盛んにシリセードを試したらしく、ツルツルの斜面は危険なので、所々ピッケルでステップを切りながら下りました。
難場を終わって雨池峠に着く頃には雨も降り出し、あとは山頂駅までの自然歩道を急ぐだけです。
気温の高さに泣かされたこの冬の八ケ岳。 それでも歩き終わった後の何とも言えない清々しさを感じさせてくれる雪山の魅力、何ものにも代えられませんね。
ロープウェイ山頂駅の前で。
ピッケルワークの練習も交代で
北横南峰。相変わらずの強風です。
北峰の樹氷の前で。
強風に追われ早々に下山。
北横ヒュッテ前で昼食後のデザートタイム。
三ッ岳手前の鎖場で。
アイゼンを履いた岩場通過は結構厄介。
三ッ岳3峰で。雰囲気出てます。
雪稜を行く。(コメツガが見えてなければもっといいんですが)
この下降が今回の核心部。
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