昨日は比較的日中の気温が高かったので、午後からコミミポイントへ。
といっても一昨年初冬から何回か通ってみたものの、一度も遭遇の機会はありません。
一二度ノスリが近くの電線に止まったぐらいで、それも撮影の間も無く飛ばれてしまいました。
そんな相性の悪い探鳥地ですが、今年は特にバーダーの車が目に付きます。
平日であろうが祝日や正月休みであろうが常時5〜6台。多いときには10台ぐらいが思い思いに道路脇の退避スペースに陣取っています。
ナンバーを見ると県外車も多いですが、地元もかなりいてそのほとんどが常連のようです。
私も御多分に洩れずその一人ですが、コロナ禍による対人接触回避策としての野鳥撮影がここまで浸透しているのかと改めて実感する光景です。
無論それだけじゃないでしょうけど。
昨日は連休中日としては珍しく中程のスペースが空いていたのでそこに駐車。
助手席の窓を半分開けて運転席から狙います。
といっても実績がないので何処に現れるかは見当もつきません。奥の駐車場に陣取っているグループがレンズを向けている方向や少し離れた後ろの車のバーダーが向けているレンズ方向をしばし注視。
この後ろの車のバーダーは完全防備で車外に三脚を立ててスタン張っていました。
本来は車内撮影が基本のはずですが、昨日もほとんどのバーダーが車外に出ていました。このマナーはほぼ形骸化しているようですね。
現地に着いて待つこと10分。
いきなり100mぐらい先の草地に舞い降りました。
慌ててレンズを窓ガラスの縁に置き、撮影開始。
運転席からだとかなり体を乗り出す形になるので少々窮屈な姿勢ですが、なんとか間に合いました。
それでもシャッターを切り始めたのは草地に降りたところから。どうも足の下に獲物を押さえ込んでいるようです。
そして次の瞬間飛翔。
ネズミらしき獲物を掴んで右方向に飛び去りました。
この間数秒。静音連写モード設定でしたので7コマぐらいしか切れませんでしたが、まともに解像したものは皆無の結果に。
距離があり過ぎるのと草原と同化してAFが認識できないか、手持ちゆえの手ブレが影響したのかもしれません。
気を取り直して次の飛翔を待ちます。
今度はすぐに狩り再開。少しだけ近いエリアを飛翔してくれました。
この飛翔まではなんとか西日が残っていたので、ようやくフォーカスが合った(?)画が撮れました。
その後日が落ちてからも何回か飛翔を繰り返し、一度は50〜60mぐらい先まで接近することもあったのですが、光量不足と背景や前景のブッシュに紛れてほとんど合焦せず。課題を多く残しました。
今回撮影設定や状況など改善すべき点は多くありますが、何といっても近くを飛ばないと話にならないというのが結論です。
撮影画像はブログに掲載するのが恥ずかしいほどのレベルのものばかりですが、初撮影ということでご容赦いただければと思います。
SNSやブログで見かけるあの高解像・高精細の飛翔写真はいつになったら撮れるんでしょうか。
※画像は一部トリミング、すべてJPG撮って出し
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF500mm F4 USM
探鳥地へ行く前に周囲を探索。車を停めた先のカンバの枝に猛禽らしきシルエットが止まりました。一瞬フクロウかと思いましたが、多分ノスリ。
撮影場所にて試写。こんな岩の上に止まってくれたらいうことありませんが。これでも30mは離れています。
100m以上先の草地に舞い降りたコミミズク。分かりますか?
拡大すると。中央にうずくまっています。50%トリミング。
飛びました。
拡大版。辛うじてネズミを咥えているのが分かります。50%トリミング。
これは今回一番まともに撮れたもの。
それでもようやくこの解像感です。なんとかコミミとわかりますね。33%トリミング。
これは同じ狩場を徘徊するキツネ。33%トリミング。
これはノートリミングですが、最接近画像。それでも50〜60mはあります。フォーカスを外したのが悔やまれます。
これはまずまず合焦したもの。背景がベタだと合いやすいですね。でも後ろ姿...。33%トリミング。