昨日は盛夏の八島湿原へ。
土日を避けたためと、朝まで降っていた雨のせいか比較的ハイカーも少なく、ゆったりと時を過ごすことが出来ました。
今回は動画撮影が主目的。
当初予定では、予報通りであれば午前まで残る雨が昼前に上がり、霧が流れる中水滴を纏った野草が風に揺れ、やがて晴れ間から日光が差し込む、といったところを撮りたかったのですが、自宅を出るのが1時間ほど遅くなり、また雨の上がるタイミングも早まったので、現地に到着した時点で既に青空が広がってしまいました。
シナリオ通りとは行きませんでしたが、ここまできた以上手ぶらで帰るわけにもいかず、陽光溢れる(!)八島湿原を撮影することとしました。
途中ノビタキの給餌シーンなどのスチール撮影も挟んで木道からの風景を撮影後、好天に誘われて物見岩まで足を伸ばしました。
八島湿原から先は2015年に個人のゲストをご案内して以来です。
その時は和田峠から鷲ヶ峰を経由してコロボックルヒュッテまで縦走。ゲストをヒュッテまで送り届けた後夕暮れの八島湿原を迂回し、最後はヘッドランプで峠に置いた車まで戻った思い出があります。
湿原周辺にもだいぶ笹が侵入していますが、野草の種類は相変わらず豊富。そして何より物見岩から見下ろす八島湿原とその背後にそびえる鷲ヶ峰から美ヶ原まで続く山並み、振り返れば蝶々深山とその左右に続く車山周辺のスカイラインの素晴らしい展望に改めて心打たれた一日でした。
※画像は表記のあるものだけトリミング
使用機材:Canon EOS 7D Mark II + Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
満開のシシウドにはハナアブたちが群がっていました。
ノアザミで吸蜜するヒョウモンチョウの仲間。求愛行動なのか縄張り争いなのか、背後の一頭が猛烈な勢いで纏わり付いている一瞬を1/2500のSSで切り取りました。
給仕するオスのノビタキと幼鳥。30m以上の距離があるので実際はかなり小さく写り、70%トリミングで何とかここまで。
オスが咥えているのは上記のヒョウモンチョウのようですね。雛も大口を開けていますが果たして飲み込めるのか?70%トリミング。
まずまず画になるオスのノビタキ。なかなか近くに寄らず、撮影距離15m以上はあるので50%トリミングでもこの大きさ。左の白いもやはシシウドの花の前ボケ。RAW現像済み
上の写真よりも数メートル近づきました。これが最接近画像。50%トリミング、RAW現像済み
木道脇の擬木にとまるホオアカです。このぐらいの距離だとまずまずの画になります。50%トリミング、RAW現像済み
南の耳から北の耳へと続く稜線。夏雲が沸き立つ。
今回花の写真はごく僅か。ツリガネニンジンは意外に少なかった。