ここ数年暖冬傾向の年末年始なので、スノープログラムの代替案として目先の変わった山を物色することに。
21日には長野県生坂村にある「京ヶ倉」に行ってみました。
ネットで検索した時点で既に期待が持てましたが、実際に歩いてみても、アプローチのし易さ、適度な歩行距離と難易度、そして展望の素晴らしさでオフシーズンに利用するには最適と思われる山でした。
まだまだ隠れた名山はそこかしこにあるものですね。
これからも希少低山ハントを続けますので、どうぞご期待ください!
スタートは上生坂総合グラウンドの駐車場から。
登山口までは経路が複雑なので、いたるところにこの様な手作り標識が付けられています。
この地はブドウの栽培も盛んなようですね。
立派な柿が取り残されていました。だいぶ甘くなっているんじゃないかな。
段上の集落に出ると京ヶ倉と大城のピークが見えてきます。
赤松に覆われた何の変哲のない山にも見えますが。
集落の外れには立派な庚申塚がありました。社の形が面白い。
途中には害獣除けの柵が設けられています。通過後振り返ってみた風景です。奥には有明山、常念山脈が。
舗装された林道が続きます。
登山口。概念図が記された立派な看板もあります。熊の目撃情報もあるようです。要注意!
しばらくは陽だまりハイク。主脈へ突き上げる枝尾根を行きます。
尾根が急登に変わると鹿島槍方面が展望できるようになります。既に真っ白ですね。
そして何と言ってもこのコースの最大の魅力はこの風景。犀川の大屈曲が眼下に広がります。右手にダムがあるためこの水量が確保されています。
左から常念岳、横通岳、東天井岳、大天井岳、有明山です。横通岳の左手前の双耳峰に見えるピーク、気になりますね。
稜線手前の崩壊地。岩質はなんでしょう?
悪い箇所には虎ロープが付けられています。
京ヶ倉が見えてきました。
稜線に出ました。
途中には馬の背と呼ばれるナイフリッジも出てきます。スリリングですが特に問題はありません。
尾根上からの展望。すごいスケール感です。
針ノ木岳や蓮華岳も。
トド岩。流石にここは上を歩けませんでした。
こんなハシゴ場も出てきます。
山頂に到着です。
鹿島槍、五竜方面の展望。白馬岳方面は雲が掛かっていました。
立派な標柱です。
ランチはいつものツナサンド。
これから辿る「大城」方面。
セルフポートレイト替わりに一枚。
こういった由来説明版がしっかりしています。
ソヨゴが多くみられました。
天蚕の繭が落ちていました。こんなふうに葉に包まれているのは珍しい。
下生坂への下山路途中から。
林道に出ます。あとは延々舗装路歩き。
ヨモギの草紅葉も葡萄色で美しいですね。
バスは朝夕の通勤通学時間帯のみ。登山の足には使えません。
アメリカセンダングサの実。子供の頃は「バカ」と呼んでいました。先端が「かぎ状」になっているので、この側を通ると服に沢山付いて閉口します。
面白い峰の形状。養蚕の盛んだった往時を偲ばせます。
淀んだ犀川の流れ。
登山口近くには立派な道の駅がありました。まだ出来たばかりのようです。