今年のラベンダーは不作かもしれません。
この冬は三寒四温の無い低温の日が続きました。
最低気温がさほど下がったわけでは無いのですが(最低気温マイナス13℃)、雪もほとんど降らず、近年の傾向である2月頃に雨が降るということも無く、体感的には長く厳しい冬でした。
雪や雨がほとんどないということは常に乾燥に晒されるということです。
昨年の株の成長が良好だったので、一昨年初冬の避寒対策と同様の根本への土寄せは十分に行ったのですが、地上部の枯死が顕著に出てしまいました。
今のところ完全に枯死した株は4株のみ。
どれも一昨年に植栽した株です。
それ以前の大株は何とか根は生き残ったようですが、枯死部分も目立ち、枝先からの展葉は少なく、根脇からの萌芽が主なので、収穫できる花穂は激減しそうです。
このところの暖冬に気を許していたのが原因ですが、6月中旬の収穫期まで、どこまで回復してくれるか悩ましい限りです。
5月も気温の上がらない日が続き、他の作物全体の成長も気にかかるところ。
今年の冬前には寒冷紗での防寒対策も検討しようと思っています。

「おかむらさき」植栽区画の様子。手前の消え入りそうな株は昨年植えた苗。(5/8)

2018年に初めて植えて大株に育った4列(その後枯死した株は順次植え替えています)。右2列は枝先からの萌芽がほとんど見られない。(5/8)

まずまず地上部が生き残った株。(5/8)

枝先からの萌芽がほとんど見られない列。(5/8)

根本から僅かに芽が出ているだけ。(5/8)

懲りずに今年も「おかむらさき」30株を追植しました。(5/8)

主に昨年植えてその時点で枯死した株の補植です。(5/8)

左の10株は新たに植えた分です。(5/8)

この列は初めて「濃紫」を30株植えてみました。香料用品種ではなく、花色を楽しむ品種ですので、主にドライフラワー用途のようです。左の畝はこの後じゃがいもを蒔きました。(5/9)